(12月3日)
・実家の母が物置の片づけをしていたら出てきたと
私が小学校1年生の時の日記帳を差し出した。
冬休みの宿題だったらしく、毎日書いてはいるものの
書くことがない日は延々と漢字を書いて
「漢字練習帳」と化している。
そしてお正月におばあちゃんの家に泊まりに行った日は
「今日、おばあちゃんのところに遊びに行きました。
おばあちゃんと牛のえさをやったりして遊びました。
遊んでいたとき、ふと思い出しました。
宿題を忘れてきた。
でも、取りに帰れないからしょうがないのでした」
まったく、この頃から
能天気だったのかと恥ずかしくなりました。
他の宿題は忘れようとも、書くことがなくて
「漢字練習帳」になろうとも
日記はスキだったんだろうな……。
(cotty)
・犬になつかれた話を読んでいて、
思い出しました。
小学校の中学年くらいだったと思います。
親戚の集まりがあり、
小学生以下の年の近いいとこたち7−8人と、
初めての場所でかくれんぼをしていました。
門などはなかったと思うのですが、
いつのまにか隠れ場所を捜して、
人様の敷地に入り込んでしまっていたようです。
隠れて息を殺しながら、周囲を見渡すと、
小さな小屋みたいなものがある。
「あ、あれって……?」と思う間もなく、
その犬小屋から大きな犬がのそーり……。
突然のことで怖くて、固まってしまったわたし。
ほかにも子供が何人もいたのに、
犬はなぜか、わたしの方へ一直線に、
ゆっくり、ゆっくり歩いてきました。
そして、のお〜っと顔をわたしの顔に
近づけてきたのです。どアップになる犬の顔。
渾身の力をふりしぼって、
わたしは犬の長い鼻を両手でつかみ、
力いっぱい向こうへ突き飛ばしました!
呪縛が解けて、脱兎のごとくその敷地から逃げに逃げ、
一緒に逃げてきたいとこたちとゼーハー。
しかしそこで再び真っ青に。……妹がいない。
自分が突き飛ばした犬と、
三歳年下の妹がどうなっているのか、
恐怖にかられたけれど、戻って確かめる勇気もない。
途方にくれていると、まもなく妹は
わんわん泣きながら戻ってきました。
別に、どこもかまれたり、
汚れたりはしていませんでした。
妹よ、そして犬よ、ごめん。
今考えてみると、とても大人しい犬だったと思います。
庭に不審者が入ってきたら、確認するのは当然だよね。
(ARROW)
・自宅の立地条件のせいで
小学校で方角を習うようになった私は大パニック!
我が家から見て、
「北」には「南さん」が、
「南」に道をはさんで「川東さん」がお住まいで、
「東」の方向には「市立西中学校」が建っていたのです。
北が南で、南が東、東が西で????
子供なりに頭をフル稼働させ、
南北問題は、
「南」は「南さん家」の逆方向で、
「南さん家」は「北」である。
東西問題は、
「西中学校」は「東」にあり、
実は「西」は逆方向である。
「天才ばかぼん」も
♪西から昇ったお日さまが〜
東〜へ 沈〜む〜
と逆方向で歌っているではないか!
とややこしい無理なこじつけで納得したのでした。
子供の頃は町内のみが世界の全てでしたから……。
その当時、「川東さん」の存在が一番のネックでしたが、
結局なかったことにしたようです。
いまでもその影響で、道案内する時など、
♪西から昇ったお日さまが〜〜〜
と、まず小声で歌い、「東」を「西」へ変換しています。
ちょっと時間がかかるのはその脳内作業のせいです。
(まゆみ)
・こどもの頃、忘れ物ばかりした。
いきせききって、家に取りに走ったことも数ある。
どろぼうにでもなった気分で、
窓から靴のまま入ったこともある。
ある日、6時間めは
運動場の石ひろいをすることになっていた。
それは、全校生徒(?全学年だったかも)が
横一列に並んで、
運動場の端から端まで進みながら、石を拾うというもの。
そのため各自、イシミという道具を
家から持ってこなければならない。
でもやっぱり私はイシミを忘れたのだった。
学校にもそれがなかったわけではないが、
それは一部の先生がいっしょに
参加するためのものであって、当然、
忘れた生徒に貸すものではない。
そんなにかさばるものを、
いくつも持ってくる生徒ももちろんいない。
忘れ物をした者は、恥ずかしながら、
イシミなしで参加するかどうかするしかないのだった。
さて、どうしようか。案じた私は、5時間めを使って、
家に取りに走ることにした。
その50分があれば行って帰って来れる。
5時間めは体育の授業だった。
お腹が痛いと仮病をつかって休んだ。
しかし体育を休む生徒は、
授業を見学しなければならなかった。
でも、私は走って取りに帰った。
あとで体育の先生に追求されたり
叱られたりするよりも、広い運動場でただひとり、
イシミなしでいることのほうが、
その時の私はよっぽどイヤだったのだろうな。
今思うと、ツッコミどころはたくさんあるが、
「いっしょうけんめい走ってる小さかったあたし」よ、
おまえは、走ってきたのだな、となんだか、
ほほえましく思ってしまう。
(えつきち)
・妹が小5の時、林間学校のようなものがあり、
山登りをするのでタオルをリュックに入れて
枕もとに置いて寝ていました。
私はつい出来心でそのタオルを
洗濯済みの雑巾とチェンジしてリュックに入れて、
そんなことすら忘れていました。
さて、何も知らない妹はみんなで山登りをし、
山頂で汗を拭こうとタオルを出すと
それは入れた覚えのない雑巾!
帰宅後すぐに私に容疑がかけられられました。
(よう&なお)
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(ミニコメント)
今日は、けっこう長編ものを、たっぷり紹介したよ!
「小さい子と犬」の話、やっぱりいいですね。
あなたや、あなたのまわりの「ガキばなし」は
postman@1101.com
こちらまで、件名を「ガキ」として、
どんどん、おおくりくださいませー!!!
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