(12月6日)
・小さい頃みた刑事ドラマで、
主人公が、一緒に行動していた同僚の
「腹をパンチして」気絶させて、
ただ一人で、死地におもむく‥。
そんなシーンがありました。
そして、
僕には、2つ歳下の弟がいました。
ちょっと遠くまで遊びにいく僕に、
どうしてもついて行くという弟‥。
「(遠くだから)お前にはまだ、無理だ!」と、
心のなかで叫んで、弟の腹に渾身のパンチ。
もちろん、気絶するはずもなく、
いきなり殴られて、訳もわからずうめく弟をみて、
「子供のパンチじゃ弱くてだめなんだ」
と思いつつ、
「お前のためだったんだよ」って
言い訳していました。
(とよ)
・ドラゴンボール世代な私。
多感な年頃をドラゴンボールと共に
生きたと言ってもよい。
あるときフリーザに
家族全員を殺される夢を見た。
指先からビーム!
一瞬で皆を殺された私の気持ちがわかるか?
と思ったら、フリーザは私に
仲間にならないか?ともちかけてきた。
即座にうんうんっとうなずいてしまった夢を
いまでも色強く覚えている……。
(ぞるば)
・小学校の入学のお祝いに、叔父から、
全20巻の図鑑のセットをもらいました。
図鑑というモノのすばらしさよりも、
全20巻というその壮大さ!
それが全部自分の!ということに、
子供の私は大感動&大興奮。
20巻ある図鑑のケースのすべての背表紙に、
太いマジックで、
自分のフルネームをサインしました。
おかげで図鑑の背に印刷されていた
「宇宙」とか「植物」だとかのタイトルが見ないので、
いちいち引き出して
表紙を見なければ何の図鑑か分からず、
面倒くさくてあまり利用しませんでした。
しかも本棚に並んださまも汚くて、
なんで裏表紙とかでなく、
背表紙に名前書いたんや〜!と
7歳だった自分に問いただしたい。
ちなみに祖母からはその時、鉛筆セットをもらいました。
可愛いイラストの描かれた鉛筆を選び、
そこに氏名を刻印してもらう……というやつですが、
もらった鉛筆に刻印されていた氏名は、
間違っていました。
私の家は変わった苗字なので、
祖母が間違って覚えていて、
間違ったまま注文したためです。
(母方の祖母だからとは言え、
私の母が嫁いでかれこれ8年経ってたのに)
確か3ダースくらいもらったので、
間違った名前入り鉛筆は
使っても使ってもなくなりませんでした。
その鉛筆の、名前が間違っている箇所が
削れるくらい短くなると
嬉しかったのを覚えています。
祖母はまだ、私の家の苗字を間違えたままです。
(あれから20年経ったけど?)
・私は幼稚園に上がる前だったと思います。
兄は小学校低学年。
両親と自分と兄でサイクリング道路を歩いていると、
突然、両親と兄の三人が私を残し急いで道路脇の
土手へ降りてゆく。
焦った私は追いかけようとしてコケました。
起き上がってビックリ、向う脛に五センチくらいの
釘が突き立ってました。
痛みよりその光景にショックを受け、ギャーギャー
泣いたのですが、随分経ってしかたなさそうに
やってきたのは父でした。
実は土手の下ではニューパンツが必要な惨状が
展開されていたのです。
「だいじょうぶだよ」
とウンコまみれの父の手で
無造作に釘は抜かれました。
ちなみに、その父は自転車スピード狂でして、
我が子を積んでいようが
お構いなしで猛スピードで激走する男でした。
わたしもかなり頑張ってしがみついていたのですが、
儚い抵抗空しく振り落とされました。
丸くなって路上に転げ落ちながら、
気づきもせず走り去ってゆく
父の背中がちいさく見えました。
落下物の私は後ろを走っていた母に無事拾われました。
(うん)
・小学3年になる次男坊は、幼稚園まで
モノの数え方がチョット変わっていました。
「1つ、2つ、3つ、4つ、5つ」
これを、
「ひとつ、ふたつ、さんつ、よんつ、ごつ」
かわいかったので、私もしばらく
そのままにしておいたのですが、
やはり小学校では通用しませんので、
ゆるやかに訂正しておきました。
「りんごが、ごつありました。
さんつ食べるといくつになるでしょうか」
今では生意気な口を利く息子の昔話です。
(yasue)
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(ミニコメント)
弟に敢えてパンチをする姿だとか、
漫画の登場人物の仲間になっちゃう夢だとか、
お父さんの自転車から落ちた話だとか、
それぞれ、ちょっと熱血なのがおかしかったです。
あなたや、あなたのまわりの「ガキばなし」は
postman@1101.com
こちらまで、件名を「ガキ」として、
どんどん、おおくりくださいませー!!!
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