KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(12月18日)

・みなさんのサンタ話を読んで、
 いない派の人も結構いるんだなぁと
 ホッとしつつメールを書いてみます。
 私も、何故かサンタを信じていない子供でした。
 両親がクリスマスとか一般的なイベントに
 無関心だったせいかもしれません。
 サンタの存在の有無論争を
 アツク繰り広げる友達がうらやましかったです。
 そんな両親が、たった1度だけ
 私と兄の枕元にプレゼントを置いてくれたのです!
 私は、嬉しかった反面少しとまどいました。
 ここは両親の顔を立てて
 「サンタさんが来てくれた!」とか言った方がいいのか?
 早く「ありがとう!」と言いたいけど、いったい誰に?
 ワタワタしていると、にこにこ顔の母が一言。
 「おとうさんに、ありがとうは?」
 「……おとうさん、ありがとう…」
 いつか、絶対にサンタの資格を取って
 自分の子供には自信を持って
 「サンタはいる!!」と言いたいです。
 (S・C)

・私も、サンタさんを楽しみにしていましたが、
 状況証拠(一晩で配達、包装紙など)に加え、
 3才違いの姉の目撃情報という、とどめの証拠で
 幼稚園のときまででした。
 私の元同僚は、中学まで信じていたとのこと。
 さすがに中学ともなると、彼女の友人達は
 「可哀想だから、もう教えてあげるべきだ」
 と、かわるがわる説明してくれたそうです。
 でも、お母さまから
 「サンタさんは、信じている子供に
  プレゼントをくれるの」と教わったためか、
 「可哀想に。だからサンタが来ないのだ」
 と友人達を哀れんでいたのだそうです…。
 おそるべし。
 そのエピソードが強烈で、結局いつどのように
 彼女が現実を受け入れたか、忘れてしまいました。
 (み)

・私も小学校の三年生くらいで
 サンタの正体を知った姉から
 衝撃の告白を聞かされるまでは
 頑に信じていました。
 あるクリスマスの夜、
 「今年こそはサンタさんに会う!」と言って
 姉と2人、一日中寝たふりをする事に。
 途中で寝てしまわないようにと、
 顔を洗う為の水を張った桶を枕元に置き、
 眠気覚ましにと梅干しを口いっぱいに入れるなどの
 子供らしい精一杯の努力をしていました。
 しかし、用意したのはそれだけではなく
 虫取り網なんていうのも……
 サンタさんを捕まえて、いつもより
 沢山おもちゃを貰おうという計画だったようです。
 その計画を母に話したら、
 「そんなことしたら
  サンタさん怖がって来てくれないかもよ?」
 と笑っていました。
 可愛いのか欲深いのか
 よくわからないクリスマスのエピソードでした。
 (シオン)

・私はぼんやりしたとろい子だったので
 長くサンタさんの存在を信じていました。
 両親、祖母ともにかなり油断していたように思います。
 どうして疑わなかったのか不思議に思うのですが、
 サンタさんのプレゼントとして
 枕元にあったお菓子入りの赤い長靴の中に、
 前の日に祖母からおやつとしてもらったものや
 おせんべいが突き刺さっていた事がありました。
 それでも気が付かないでいた私は、イブの夜は
 父と母の間に両方から手を握ってもらいながら寝て、
 「サンタさんが来たら絶対起こしてよっ!」
 などとかわいい事を毎年言っていました。
 そしてクリスマスの朝、プレゼントを前に
 「なんで起こしてくれへんのっっ?!」
 と激怒していました。
 (とよとよ)

・小学生のころ僕らがよく遊んでいた
 国鉄の無人駅の裏の小さな山に洞窟があり、
 入ってみるといくつもの部屋に
 分かれてたりして、格好の基地となっていました。
 多分、原始人の洞窟を発見したと
 みんなでまじめに信じてました。
 当時小学校6年だった僕らは何をやるのか
 わからない「少年探偵団」を結成し、
 そこに集まってはどの女子が誰を好きか?なんて
 くだらない詮索に明け暮れていました。
 ある時、灯りのろうそくが無くなってともかく
 火を焚こうと言うことになり一斗缶に
 新聞紙を入れたらものすごい煙がでてきました。
 火も消せずにみんなで逃げ出したんですが
 そこは実は戦時中防空壕に利用していたらしく
 至る所に通風口があり、
 山中いろんな場所からのろしが!
 あきらかにやばいので逃げ出しました。
 そしたら次の日やっぱり
 入り口が封鎖されていました。
 今考えると危ないけど楽しかったなぁ。
 (HIRO)

(ミニコメント)


最後の「どの女子が誰を好きか?」を詮索する
少年探偵団、っていうのが、
いかにも、「らしい」なぁ、と思いました!
サンタ話も、心温まると好評なのでつづけますー。

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2003-12-18-THU

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