KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(12月24日)

・小学校2年生頃の私達、姉弟の話しです。
 弟は幼稚園くらいでした。
 冬になると石油ストーブがでてきます。
 その石油の臭いがたまらなく好きな姉弟でした。
 親の目を盗んでは石油タンクのふたを開け
 くんくん臭いを嗅いでいました。
 ある日弟がパッといなくなったので
 探したら、やっぱり石油タンク場へいました。
 そこで見たものは、
 石油タンクの蓋に石油をついで
 チビチビ飲んでいたっつ!
 さすがにこれはダメだと思い、
 姉として叱りました。
 でも本当はちょっと飲みたかった!!
 (a)

・私が子供のころ、
 子供心に口に出してはいけないだろうなぁと思う
 オトナになったら行ってみたい場所があった。
 それは親戚の家に行く途中、道路の右側にある
 白い円柱の柱の上に赤い円錐の形をした屋根。
 まさに童話の中のお城そのものだった。
 お城なのに、そのとなりには
 さびれたラーメン屋があり、
 道路の反対側には養鶏場がある。
 お城は薄暗くライトアップされ
 たまに前の車が入って行くと
 親に気づかれないようにそっと車の行方を凝視し、
 その先の様子を想像したものだ。
 そのお城がラブホテルだと知ったのは
 中学生の頃だったろうか。
 何故知りえたのか記憶がないが、
 田舎にあるプレハブの屋根などに
 やたらめったら電飾が施された怪しい場所とは
 周りの空気が似ていたような気もする。
 でもその頃はまだ具体的にどんなことが
 そこで行われるかということまでは知らなかった。
 今でもお城はそこにある。
 いつでも入りたければ入れるようになった。
 しかし、子供の頃「ここは何のお城?」と
 親に尋ねなくてよかったなぁと思い、
 まだ無垢だったあの頃を思い出す場所になっている。
 (匿名希望)

・子供のころの私は
 「蚊」が大きく成長したら「トンボ」に、
 「ハエ」が大きく成長したら「セミ」に、
 なるものだと、思い込んでました。
 誰から聞いたわけでもなく、
 なんとなく「形が似ている」ってだけで・・・。
 (出現する時期もちょっと似ているでしょ?)
 完全に勘違いしていたため、
 ほんの少しの疑問も持たなかったので、
 大人に質問することも無く、
 小学校の高学年までそのまま成長してしまいました。
 「違う」って最初に2歳年上の姉に言われた時にも
 「だまされないぞ!」位の勢いでした・・・。
 本当にバカだったな〜。
 (sumire)

・僕が小学校低学年の頃だったと思います。
 車で1時間ほどの所に
 サンリオピューロランドがオープンし、
 いつの間にか家族で行く事が決定していました。
 「絶対行けば楽しいから!」
 と言われ渋々承知したのですが、僕の本心は
 そんな女の子向けのテーマパークなんざ
 行きたかねーってんでぇ、でした。
 いわゆる小学生男子の大半がかかる
 「おれ男だから病」です。
 何かのアトラクションに乗っているときに
 きょろきょろしていると
 「あ、あんなところで人形が薪を割っている!
  うわ、俺以外気付いて無いじゃん、
  俺はどうでもいいけど、
  楽しんでる家族が見られなかったらかわいそうだ!」
 と思い指をさして
 「あそこでほら、小人が薪を割ってるよ!」
 と母親に教えてあげたら、
 僕がすっかり楽しんでいるものと
 母親に勘違いされてしまいました。
 帰りの車の中で
 「ほらね〜、おもしろかったでしょ。
  親の言う事は聞くもんだよ」
 と言われ必死に反論しましたが、
 わかってはもらえませんでした。
 そして人とは誤解され、
 誤解は解けない事もあると知りました。
 (東風)

(ミニコメント)


石油好きなあまり飲んでいた話と、
「だまされないぞ!」の信念の強さが最高!
「おれ男だから病」も、わかるわかる、って感じ。

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2003-12-24-WED

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