KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(2月23日)

・小学生の頃、家庭科の授業で
 ジャガイモを使った調理実習があり、先生が
 「ジャガイモの皮をむくとき、
  ジャガイモの芽をきちんととりましょう。
  ジャガイモの芽の中には毒があります」
 と言いました。
 毒=猛毒と勘違いしたワタシは
 「そんな危険なモン、子供に扱わせるなよ!」
 と心の中で激しくツッコミを入れると共に
 そんなコトはおくびにも出さず普通に調理して
 食卓にジャガイモを使った料理を
 出してくれる母親に
 感謝&尊敬したものです。
 (かよぞ〜)

・子どもの頃は、油断してマンホールの上に立つと、
 そのまま蓋がストンと落ちて
 別の世界に行ってしまうと思っていたので、
 マンホールの上を通るときは
 緊張感を漲らせながら足を踏み出していました。
 また、友人は両手を放して
 自転車の運転する姿に憧れて
 やり方を兄に聞いたところ、
 「なに言ってるんだ、
  腕の下に見えない手がもう一本ずつあるだろ。
  それでハンドルを持つんだよ」と言われ、
 「ああ、自分には見えない手がないから無理なんだ」
 と思ったそうです。
 (オウギ)

・小さいとき、フルーツを食べるときに
 必ずといっていいほど母が、
 「その種を食べたらお腹の中で成長して
  へそから芽が出て
  お前の体を乗っ取ってしまうよ」
 と、刷り込まれてしまいました。
 今でも少しぶどうなどを食べると
 コワくなるときが・・・。
 (まさのり)

・学生のころ、
 「献血してくださーい」と
 うさぎの着ぐるみと、
 きれいなおねえさんたちが
 大学の側で
 ポケットティッシュを配っていました。
 うさぎからティッシュを受け取った私が
 隣にいた友人に
 「こんなんくれても、私、
  ごっつ貧血やから献血できへん」
 と話していると、後ろから
 着ぐるみうさぎが追いかけてきました。
 あのまばたきをしない無表情なうさぎが
 何を欲して追いかけてくるのかわからず、
 本能的な恐怖感から取りあえず前へ逃げました。
 しかし、当時厚底サンダルを履いていた私が
 うさぎにかなうはずもなく
 すぐにつかまってしまいました。
 肩をつかまれ降り返った私の目の前に、
 無言のままずいずいと手を差し出すうさぎ。
 とっさに手にもっていた、
 もらったばかりの献血のティッシュを差し出すと
 うさぎは無言のまま、ティッシュを受け取って、
 持ち場に帰って行きました。
 (祐鈴)

・中学3年生くらいまで、
 「女子には生理がある代わりに
  男子には痔があるのだ」と固く信じていました。
 だって女だけじゃ不公平でしょ。
 ある日母が「あー、ちょっと痔気味だわー」と言い、
 私は卒倒しそうになりました。
 ずるい。
 男はずいぶん楽じゃないかと
 子ども心に理不尽さを感じたものです。
 (男女共同参画委員)

・中途半端に性に目覚めてた頃、
 初めてベッドシーンを見て、
 「近頃はこうゆうラブシーンが流行ってるらしい」
 と解釈。
 ドラマの再放送などから、私は、おそらく、
 ベッドシーンはその十年前ぐらいに
 開発されたと勝手に断定。
 快楽(気持ちいいらしいとは理解していた模様) のために
 こんなこっぱずかしいことを考えだす大人を憂いました。
 その後、徐々に知識を増やし、
 どうやら自分もそうやってできたらしいと知るも
 なぜか自分らの世代からだと再び誤認。
 その後しばらくして、大昔っから
 みーんなやってた事を知り愕然・・・。
 だって昔(江戸時代とか)の人が
 男の人の前で全裸になるなんて!
 大和撫子でしょ!?って思ったんです。
 (あやこ)

(ミニコメント)


「大和撫子でしょ!?」っていう憤りが、いいなぁ。
「男はずいぶん楽じゃないか」も、ほんとにそうだ!
女子ならではの思いつめたガキばなしも、かわいいです。

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2004-02-23-MON

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