KINDER
ガキの頃は、バカだったなぁ。

(3月9日)

・子どもの頃、
 耳の掃除が嫌いだったんですけど、
 その時母親が僕に必ず言った言葉は、
 「耳クソがおっきくなったら、
  蜂になるがぜ!」でした。
 耳から蜂が出てくるのが怖くて、
 しぶしぶ耳掃除をしてもらい
 おっきなブツが取れると
 「おおこわい、蜂の腰のところまで
  できちょった」とかいわれ、
 胸をなでおろしてました。
 (さみる)

・中1の頃の話です。
 私の班の男子三人と、担任の先生(男)の間に
 (うちの班が先生の横で給食を食べていたので)
 こんなゲームが誕生しました。
 給食の片付けの時間になったら、
 四人でジャンケンをし、そして負けた一人が
 四人分の後片付けをする。
 誰が言い出したんでしょうね。
 そして、徐々にメンバーは増えて行き、
 最終的には7人くらいになりました。
 SJK(スーパージャンケン協会)なるものも
 発足されたんですよ。
 内容もバージョンアップして、
 負けた一人は後片付けだけではなく、
 おかわりの世話までしなければならなくなりました。
 給食中に響く「おかわり!」の声。
 自分の分だけ片付けた方が楽なのにと思いながらも、
 SJKにはたくさん笑わせてもらいました。
 先生を含むクラス全体がガキだったんですね。
 (まるる)

・歩道で遊んでいて、
 自分でころんでケガをしたのですが、
 なぜだか「自転車を避けようとしてころんだ」と
 ウソをついてしまったのです。
 自転車に怒った母に、どんな人だったか、
 探し出して文句を言ってやる、と
 細かく聞かれて困ってしまい、
 「ごめん、ウソです」と告白したのですが、
 その瞬間、天使のラッパが鳴り、
 天井から採光が降ったような気がしました。
 あんなにホッとしたことはありません。
 (マサユキ)

・私が通っていたわけではありませんが…
 隣の市の中学校は少々荒れていて
 「花の都パリ、悪の都○○中学」と
 言われていました。
 ヤンキーがする学ランの刺繍が、
 去年の3年は般若、今年の3年はバラ
 というように統一されているとか、
 卒業アルバムの右上に別枠で載る人たちの
 何人かは少年院に入っているとかいう噂でした。
 真偽の程を確かめてみたいです。
 (にゅう)

・私の通っていた中学校では
 白い体育着に男子用・女子用があり、
 それぞれデザインが違っていました。
 男子用の体育着のほうが格好良く、
 女子運動部の3年生たちは
 間違いなく男子用を着用してました。
 運動部の下級生たちは
 「早く男子用体育着が着たい!」と思っても
 女子用の体育着から
 男子用の体育着に変えるタイミングが、
 「暗黙の了解」であり、
 そこまでは我慢しなければなりません。
 その交換のタイミングというのは2年生の春、
 3年生が修学旅行に行っている期間なんです。
 3年生がいなくなると、部活は2年生と1年生だけ。
 その期間に、2年生の女子運動部員たちは
 「待ってました!」と、いっせいに
 男子用体育着を着るようになるんです。
 それは見事なものでしたよ。
 (milky)

・幼稚園の頃は、テレビに出てる人は
 すごいおっきな人だと思ってました。
 私の周りにいる大人がテレビにでても、
 りかちゃん人形より
 ちょっと大きい位にしか映らないと思ってました。
 「テレビに出る人」=「特別な人」
 =「すごく大きい」と思ってたのかな〜!?
 だから、子供なんてテレビで見たら、
 「この子、テレビで見たら普通だけど、
  実際に見たら、おっきな子供なんだろうな」
 などと思ってました。
 (匿名希望)

・小学4年生のときのことです。
 なんの授業か忘れてしまいましたが、
 ジャガイモとサツマイモの種芋を
 クラス農園に植えて、
 秋には収穫した芋を持ち帰る、
 という試みがありました。
 当時の担任の新任教諭は女性だったのですが、
 「男の子はジャガイモ、
  女の子はサツマイモを
  持って帰ることにしましょう」と言いだし、
 クラス全員が賛同。男子たちは1人1個ずつの
 ジャガイモを嬉々と持ち帰りました。
 さて、それから1〜2週間後、
 今度はサツマイモが収穫されたときのことです。
 どういういきさつか、給食のおばさんが
 そのサツマイモを大学芋にして
 クラスに持って来てくれたのです。
 クラス全員大喜び。ところが
 「これは女子のサツマイモだから男子にはあげない」
 と言い出す女子が現れ、
 「食べたい、食べたい」と山猿のように騒ぐ男子と対立。
 仲裁に入った先生が
 「この大学芋を男子にあげてもいいという女子、
  手をあげなさい」
 というと、クラスで1人だけ
 女の子が手をあげました。
 キッとにらみつけるほかの女子たち。
 もちろん私もにらむ側です。
 ところが先生は
 「みんなの心がそんなに狭いとは思いませんでした。
  情けない。女子にはもう大学芋をあげません」
 と言って泣き出してしまったのです。
 そして、その大学芋は「あげてもいいよ」と言った
 女子1人と男子全員、先生が全部食べました。
 その女子、食べにくかっただろうなぁ。
 (C)

・私は小学生の頃なんの根拠もなく
 「自分以外の家族は皆鬼なんだ、
  そして、私の居ない所で
  鬼に戻って私を監視してるんだ」
 と思っていました。
 こっそり2階から階段を降り観察しようと
 試みては見るものの
 「鬼はこちらの状況を手にとるように分かってる、
  今私が降りようとしてることも知られてる、
  と思ってるのも知られてる」
 と1人で悶々と過ごしていた事を思い出します。
 (いちこ)

(ミニコメント)


最後の、「家族への疑心暗鬼」の世界は、
これまで、このコーナーに
ずいぶんたくさん届いているのですが、
「と知られてる、と思っているのも知られてる」
と、永久に続く構造になっているのが、
妙におかしかったです。


あなたや、あなたのまわりの「ガキばなし」は
postman@1101.com
こちらまで、件名を「ガキ」として、
どんどん、おおくりくださいませー!!!

あなたや、あなたのまわりのガキばなしを、
件名に「ガキ」と書いて、
postman@1101.comに送ってくださいね!

2004-03-09-TUE

BACK
戻る