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縄文土器と言っても、
縄の模様のない土器があるんですよ。!
前回に引き続き、
スソさんは「福岡市博物館」にいます。
縄がない縄文土器‥‥?
ほんとだわ! つるんとしてるわ! |
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どんぐりを擂ったり潰したりする
石の道具もあります。
みこちゃんはこういう「割るための道具」に
根源的な恐怖を感じるの‥‥。
怖い。割れるの怖い。
‥‥ああ、気持ちを落ち着けなくちゃ。 |
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十字形石器も異形石器も
おとなりの円盤も用途不明です。
あっ土笛だ!
鳴るのかな~。
そうだ!
明後日みやこ町で作るかもしれないんだった!
失礼しました。
恐怖のどん底から戻ってきたからもう大丈夫。
土笛つくるの?! たのしそう! |
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みごとな弥生土器です。
この鮮やかな赤はベンガラを水で溶いて
塗っているそうです。
祭祀に使われたのかもしれません。
比恵(ひえ)遺跡から出土したもの。
比恵遺跡は那珂川と御笠川に挟まれた
福岡平野の中心部にあって、
奴国の主要な集落遺跡のひとつなのよ。
ちなみに「ベンガラ」っていうのは顔料の一種。
土から取れる成分で「紅殻」とか「弁柄」って
表記されることもあるの。
インドのベンガル地方から伝来したから
そう呼ばれているんですって。 |
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これも比恵遺跡のもの。
板に赤い線で模様が描かれています。
集落の入り口の看板?
穴に羽根とかを飾ったのではないか、
と書いてあります。 |
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日本最古の横穴式石室を復元しているそうです。
福岡市西区にある鋤崎(すきざき)古墳。
5世紀ごろの前方後円墳。
この石室の形態は
百済の古墳に近いと書いてあります。
壁や入り口の石の積み方は
奈良の黒塚古墳を思い出すなー。
いや、あれはたしか
竪穴式石室だった‥‥時代ももう少し古い‥‥。
うーむ。 |
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博多のホテルに泊まり
翌朝、地下鉄に乗って西へと向かいました。
姪浜で地上に出て、筑肥線に乗り換えてさらに西へ。
わーい、すごい青い空!青い海!
みこちゃん起きてる?
はっ! しまった、寝ていたわ!
しかもけっこう長い時間。
土器を見ているあたりで、落ちたの。
気がついたら、目の前にこの青空!
ど、ごこに行くのだったかしら? |
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唐津駅に着きました。
屋台がでてます。
魚コロッケ食べちゃおうかなー。 |
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駅の南口から西へ15分ぐらい歩いたところに
菜畑(なばたけ)遺跡があります。
ここは、日本で一番早く
水田の稲作を始めたんじゃないか、
と言われている遺跡です。 |
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建物に入ると、地図がありました。
今いるのは8番です。
そして、2番の大友遺跡についての特別展を開催中。
「黄泉の国への贈りもの」ってどうゆうこと!? |
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北部九州と山口で見つかる弥生人には
2種類あって、
縄文的な在来系の弥生人と
大陸から渡ってきた渡来系の
弥生人がいるそうなんです。
で、この大友遺跡は大陸にかなり近いのに
在来系弥生人だったそうです。
それは抜歯風習や
骨格でわかったということですね。
昨日のガイコツ?
と思ったらちがうおふたりでした。
左のガイコツ「よーくきたわねー」
右のガイコツ「カタカタカタ(←笑ってる)」
左のガイコツ「ゆっくり見ていくといいわ」
右のガイコツ「別におもてなしは、しないけどね!」
二人のガイコツ「カタカタカタカタ!」 |
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中学生が見つけたんだって!
夏? 海水浴に来ていて?
うらやましいような、こわいような~~。 |
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寝転んでみてもいいよ
大きさを比較しよう
って!!!!
いや、ここでひとりで寝転びたくないです! |
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へへへ。。。
並びました。
私、この人より大きい?
すごい、すそさん!
‥‥で、なんでしょう‥‥
ハニワの根源的な本能が‥‥。
み、見守りたい!
この周囲に並べられたい!
見守りたい! |
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大友遺跡は弥生時代の墓地遺跡で
みつかった骨たちは貝の腕輪をはめていました。
近くで採れる二枚貝のもあったけど、
なんと!
沖縄の海に生息している
イモガイ、ゴボウラ貝、オオツタノハ貝
を加工してたものなどです。
写真の中に混ざっている
銅製の貝をまねて作られた腕輪は、
比較のために別の遺跡で見つかったものを
展示しているんですって。
貝はとても貴重だったから、
わざわざ金属で作ったんですねー。 |
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それ以外にも剣や勾玉などの装飾品も出ています。
北部九州の弥生人は甕棺が多いのですが
ここでは朝鮮から伝わった支石墓(しせきぼ)や、
石棺や土壙墓など
いろいろなお墓のタイプあって、
遠方の貝があることとあわせ、
交易が盛んだったことがわかります。
しかし、抜歯や屈葬の縄文的な文化も
残っているところが不思議なんだとか。
交易のみで婚姻なしってことかな?
「あっちがいいなら出て行け!」とか。
なんだか想像しちゃうね。
ふわー、いろいろ考えさせられる
濃い展示でしたー。
弥生初期の稲作を見に来たはずなのに、
骨と貝に圧倒されてしまいましたね。
次回のスソさんは、
稲作研究と唐津の街をうろうろします。
ちょうどお祭りが‥‥。
お楽しみに! |
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