My恋歌ポイント
聞こえない振りしてるあなたの
指を噛んだ
こんにちは。
アラフォーと言いたいけれど、アラフィフ40代です。
当時、女子はOLと呼ばれていましたね。
同じ課の先輩に恋をしていました。
私たち、顔立ちが似ていたので兄妹みたいでした。
彼は会社の野球部に所属、ピッチャーでした。
私はマネージャー。
練習日は彼が車で送り迎えをしてくれていたのに、
ある日から、他のマネージャーを
送り迎えするようになりました。
彼らは同期でした。
カラオケと言えば、カラオケスナックで歌う時代。
野球部でも飲み会でカラオケに行きました。
聖子ちゃんの歌は女子に大人気で、みんな歌いたくて、
早いものがちでした。
ライバルのマネージャーに
この「ガラスの林檎たち」を先に歌われてしまい、
以来、この歌を聴くと、
そのときの悔しい気持ちが甦ります。
彼に、プレゼントにカードを添えて、
「妹以上になりたいです」と書いて渡したので
すが、彼はそれに関して何も言わないまま、時が流れ、
二人は間もなく結婚するといううわさを耳にしました。
そのころ、同じ課の女性の先輩から、
「彼のことどう思っているの?」と訊かれ、私は
「お兄ちゃんみたいな存在です」とウソを言いました。
その女性の先輩とライバルのマネージャーは
友達同士なので、私の存在を気にして
訊いているんだって思ったから、
本当のことが言えませんでした。
私は勇気を出して、彼に自分の気持ちを伝えたから、
彼からもはっきりと答がほしかった。
すぐに返事がないなら、ダメだという気持ちと、
迷っているのかもと思ったりで、
出社するのが苦しかったです。
彼が、入社初日に挨拶をした途端に、
「おまえは、ひなこやで、そう呼ぶで」と、
あだ名を付けてくれました。
奈良出身の彼でした。 |