いつもくちびるに、季節の風とラブソングを。
こんにちは、恋歌くちずさみ委員会です。

あまずっぱい企画は、とっても好評!
たーくさんの、おたよりがとどいています。
みなさんの、
たいせつなたいせつな思い出の「恋歌」、
どんどん紹介していきますね。
なのでどしどし、おたより(メール)くださーい!

本当にこの歌詞の日が来るのも
そう遠くはなさそうです。

(投稿者・amox)

『ぼくが
 つくった
 愛のうた
 〜いとしの
 Emily〜』
 歌/TULIP
 
1974年(昭和49年)

My恋歌ポイント

 長い月日が風に流れ ぼくらのこどもも恋をして
 家をはなれていったとき 小さなシワがまたひとつ

 もしも、もしも、ぼくよりも きみがさきに死んでも
 きみのためにうたうだろう ぼくがつくった愛のうた

オフコースでもなくアリスでもなく
風でもなく、チューリップでした。
「心の旅」でもなく「サボテンの花」でもなく
「青春の影」でもなく、私にはこの歌でした。
 
昔流行っていましたね、
自己編集のドライブカセットテープ。
当時の私も彼女とのドライブデートに毎回せっせと
好きな曲を編集していったものです。
その中の1曲がこの曲。
たしか車を止めて彼女と聞き入ったんじゃなかったかな。
いつか自分たちにもこんな時がくるのかな‥‥
どんな人間になっているのかな。
誰と生きているのかな‥‥なんて。
この歌に自分たちの将来を投影していたんですね。

あれから30年近く。
当時の彼女は、今も私のそばにいて、
ちょっと(かなり?)ポッチャリして
でも笑うと、笑顔があの頃のままの大好きな女性です。
長い月日のうちに、二人の息子をもうけ
大学生の長男には彼女ができ(夫婦でそわそわ)
高校生の次男は水面下で
こそこそ楽しんでる風(夫婦でひそひそ)‥‥
本当にこの歌詞の日が来るのもそう遠くはなさそうです。

でも2つ目の恋歌ポイントがくる日は
まだまだ先だと思いたいし
立場はぜったい逆であってほしい‥‥
と切に望む今日この頃です。

長々と書いちゃいました、すみません。
やっぱり泣いちゃいました(笑)。

わー、知らなかった、この歌!
すっごいいい歌。
amoxさん、教えてくれて
ありがとうございます。
CD買いました。

中学のとき熱烈なTULIPファンが
クラスにいて、
そいつは不良でギターが上手で
しかも人気があってね。
なんかちょっとやらかして
転校することになっちゃって、最後の日、
ギター一本で「心の旅」を
みんなの前で歌って去ってった。
かっこよかったー。
その後何年かして「イカ天」に出て
ロカビリーバンドで
デビューしてたっけなあー。

自分編集のカセットテープ、
つくりました、たくさんつくった。

レコード盤をターンテーブルにのせて
しずかにそっと針をおろす。
針のおりるノイズがおさまったら
すかさずポーズボタンを解除して録音開始。
曲が終わったら、録音をストップしてから
レコード針をあげて‥‥。

曲の構成を考えて、
こつこつとテープに録っていく時間は、
その時間がまるごと至福のひとときでした。

完成したらテープのツメを折っておくんですよね。
ああ‥‥いい時間だったなあ‥‥。
レコードスプレーの匂いまで覚えています。

これもすばらしい投稿です。
このコンテンツにはほんと
「読ませるメール」がたくさん来て、
ぜんぶ紹介できないのが
申し訳ないくらい。

「かなわなかった恋」も
もちろん切ないんですけど、
「かなった恋」を
いまの視点から語ることも、
なんだか同じような
切なさがあるように思うんです。

つまり、かなってもかなわなくても、
根本的な性質としての「切なさ」は
同じなのかもしれない。

2011-05-03-TUE
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