My恋歌ポイント
でもこのままでいいの
ただのクラスメイトだから
これは中学の卒業式の光景が
リアルに浮かびます。
入場前、体育館に続く渡り廊下に
並ばされている感じとか。
「さみしい」とか「悲しい」って
感情なわけでもなく、
卒業の実感があるような、ないような‥‥
胸がザワっとしていたのを覚えています。
男子は学ランで、
女子はジャンバースカートにボレロでした。
来月にはほとんどの友達が
ちがう高校に進んで
ちがう制服を着ます。
みんなでこの制服を着るのも最後だ、
ということだけはリアルに感じました。
好きな男の子の学ラン姿を見るのも最後。
その男の子とは仲良しだったので
もっと大人だったら、
つき合えるような努力もしたはずなのですが
この時は
「このままでいいの、このまま卒業なの」と
決めていました。
今思うと、10代独特の
感情だったなぁと思います。
女の子同士で恋の話はたくさんしたけれど
胸の奥の決意まで話すわけでもなかったので
「でも このままでいいの
ただのクラスメイトだから」
この歌詞はちょっとビックリしました。
なんで私のこと知ってるんだろう?
この恋歌の連載が始まって
そういえばこの曲が好きだってこと自体、
その後も誰とも話してなかったかも?
と、思い出しました。
ふと誘われたカラオケで
初めてこの曲を入れてみたら
歌える自分にビックリ
しかもやっぱりいい曲だ〜! |