いつもくちびるに、季節の風とラブソングを。 こんにちは、恋歌くちずさみ委員会です。
あまずっぱい企画は、とっても好評! たーくさんの、おたよりがとどいています。 みなさんの、 たいせつなたいせつな思い出の「恋歌」、 どんどん紹介していきますね。 なのでどしどし、おたより(メール)くださーい!
あの時、もう一歩を 踏み出す事ができていたら。 (投稿者・ki)
My恋歌ポイント
今さら言えないよ それは君だと
19才の冬、 高校時代 同じクラスだった男子から、 突然電話がかかってきた。 私が短大で専攻している科目について 尋ねたい事があるとかで、 後日、喫茶店で会う約束をしました。 当日は近況報告など色々な話しをして‥‥。 どちらかというと大人っぽく見られがちな私。 実は、この時、生まれて初めて 男の人にコーヒーを奢ってもらい、 もうドキドキ、バクバク。
喫茶店での再会から、 時々電話をし合うようになりました。 毎日の出来事など他愛のない話しをする‥‥ ただそれだけ。 何気ない時間を積み重ねる中で、 彼の優しさが伝わって来ました。 高校時代、彼が付き合っていたコは、 私とは正反対のタイプだったので、 惹かれていく自分が不安で堪らなかったし、 彼の気持ちを確かめるなんて、 怖くて怖くて。
『時のいたずら』は、彼が教えてくれた曲。 「前に付き合っていたコを 思い出しながら聴いているのかな‥‥」 と切なさにどっぷり浸かりながら、 千春ファンの妹に借りたカセットで 何度も何度も聴いた。
本を貸してと言われて、もう2回ほど会いました。 デートのような雰囲気はなく、 いつも通り他愛のない話をするだけ。
どんどん惹かれていく自分の気持ちと、 友達のままの現実。 結局、私は、 友達のままでいる辛さに耐えられなくなり、 自分から距離をおいてしまった‥‥ もう、そうしかできなかった。
もしかすると彼は『時のいたずら』に、 あの時の再会を重ねて 私を想っていてくれたのかもしれない‥‥ そう心に沸き上がって来たのは、 随分年を重ねてからの事でした。
あの時、もう一歩を踏み出す事ができていたら。
でもネ‥‥ たとえやり直す事が出来たとしても、 悲しいかな「19才の私」の 「精一杯」は変わらないんじゃないかな。
突然のご報告です。 先日、ぼくとスガノさんのふたりは、 松山千春さんの コンサートに行ってきました!
場所は「国際フォーラム ホールA」。 がんばって手に入れた座席は、 2階の26列でした。 「うーー、どんな席なんだろう!」と、 ワクワクしているのがこの写真。 ずっと楽しみにしていたコンサートに これから出発というところ。 すごくうれしそうな顔をしています。
‥‥‥‥。
山下さんはもともと 松山千春さんを好きで (ほとんどの曲をつるつる歌えます) 私はこの委員会がきっかけで 歌を調べるうちにCDを購入し、 心がとまらなくなり、 コンサートに行こう! と いうことになったのです。
ホール入口にて、 山下さん、うれしそう すぎますよっ。
「うれしそすぎる顔」ということなら、 この写真のほうがすごいよ。 この日の スガノさんのテンションはすごかった。 みてください、 このはちきれんばかりの笑顔を。 わはははははは!
‥‥‥‥‥‥‥‥。
あとねあとね、 松山千春様フォトセッション用パネル のようなものが並んでたね! チー様に混じって 撮れるんだよぅ。
スガノさんが、かがやいている! チー様パネルの前で、 はっちゃけている!
‥‥‥‥武井さん、どう思います?
「かもめはかもめ」のときにさ、 永田さんが “小中学校のころ、 ぼんやりと想像していた 「大人」というのは、 具体的には40代のこと だったのかもしれない。” って書いてたじゃん。 でさ、いいな大人って、 ていう感じと同時に、 「なんでいい大人なのに この人たち、こうなの?」 と、あきれることも多かったの、 思い出したよ。 その大人に自分たちが なったんだよなあと、 笑顔のふたりを見て思いますよ。 しかもこれ、 「コンサート前」だよね?
うん‥‥コンサート前。 テンション高すぎですよね‥‥。 こんだけ期待してハードル上げたら、 「うーん、そうでもなかったわ」 なんてことになりがちだけど‥‥。
コンサートの感想を書かないと。
サイコーでした!
2階の26列というのは 驚いたことにほんとうに いっちばんうしろの席で、 そこから見えるチー様は 豆電球くらいの大きさでしたが、 それでもサイコー!
夢のようなショーは、たっぷり3時間。 『銀の雨』『恋』 『大空と大地の中で』『長い夜』 という、 くちずさみ世代にドンピシャの曲も! もちろん、いっしょに歌いました。 つるつる歌詞が出てきました。
そしてそして、特筆すべきは チー様のおしゃべりです。 これが、すばらしい! 大爆笑! コンサートの半分以上は たのしいトークだったと思います。
いやはや、もう、こころから‥‥堪能。
こころから大好きです。 どハマりとはこのこと。 「ザ・ベストテン」で 画面で2度だけ拝見したチー様、 あの頃からずっと 何かがひっかかっていましたが ここで花開くとは。 足寄に行きたい!
行ったらええがな。足寄。 (ぼくは行かないよ。)
さ、話題戻すぞ戻すぞー。
あのさ、好きだった子と べつべつの道をゆく (中学や高校や大学が別になる) っていうのは、 学生時代の それも高学年の片恋には つきものですよね。 受験勉強なんかしてるし 恋しちゃならない受験生、 ってやつで、 それでもしちゃうから恋でね。
ぼくは電話かけたことあります。 中学のときすごく仲の良かった子に 高1のなつやすみに なんとなく会いたくなって。
でも理由がないんだよね。 だから会話もすすまない。 電話で 「どうー? そっちの学校」 みたいな話をして、 そのさきが続かなくってねー。 なんとなく、クラスでの会話とは ちがっちゃったなーって思って、 ‥‥それっきり。 そんなこともありました。
だから(ki)さんのエピソード、 とってもうらやましくせつない気持ちで 読みました。
おお、ようやく話が恋歌に。 遅すぎる本編開始とはこのことです。
さて、いまさらになってしまいますが、 この投稿、すばらしいですよね。 ドキドキする気持ちが こちらにも伝わってくるようです。
「同じクラスだった男子から、 突然電話がかかってきた。」
じつは、みなさまから寄せられる 投稿のなかに、こういう一場面、 けっこうよく登場するんですよ。 つまり、こういうことです。
違う学校へ進んだあと、 「会わないか?」と呼び出す男は けっこう、多い。
男子が女子を呼び出す というパターンがほとんどで、 逆の例は報告が少ないですねー。
呼び出す理由としては、 かなり積極的な場合もあるし、 武井さんのエピソードのように 「なんとなく」っていう パターンも多いみたい。
「ちょっと会わない?」
どちらかの立場で経験ある人、 わりと多いんじゃないですかね?
のっけから脱線させてごめんなさい。 さて、
この法則、なるほどー、です。 そしてこれは、 かの有名な、 「想い出をひきずるのはいつも男」の法則 と密接な関係があるようにも思えます。
かけちゃうんでしょうねぇ、電話。 卒業後もふっきれなくて。 で、そうやって アクションをしかけたくせに、 なかなか「もうひと押し」ができないのも こういうケースの、男なんですよねー。
(ki)さんが思っている 「あの時、もう一歩を 踏み出す事ができていたら。」 という気持ちとまったく同じ気持ちを、 相手の男性は、数倍の強さで 思っていると思いますよー。 ちがうかなー、いや、きっとそう。 彼もやっぱり、 精一杯だったんですよね‥‥。 ああ! あまずっぱいーーー。
だいたいの「呼び出し」には 魂胆があるということ? そうか、そうなんだ。そうですよねぇ。 ただそれが100%じゃないのがねぇ‥‥ 完全に「用事」の場合もあるし。 え? ないの?
ま、いずれにせよ もう一歩なんて、できません。
この『時のいたずら』の歌詞のように 昔とは空気が変わってしまって どうにも盛り上がらない、というのも ものすごく、よくわかります。
魂胆じゃないよー。 まあ根本のところは魂胆かもしれないけど、 いや、もっと美しく言うとね、 橋本治さんの『恋愛論』(名著!)に こんなようなことが書いてあったよ。 「恋(の成就の秘訣)は、いかにたくさん “口実”をつくれるか」なんだと。 どうスガノ。
「あなた、そんな魂胆?」ってのより、 「あなた、それは口実ね」のほうが、 先に進む気配、ありそうじゃん。
そこまではできる。 そこまではできた。 けれど 「気持ちを確かめるなんて、 怖くて怖くて。」 なんだよねーっ!!! はうーっ(思い出しため息)。
いや、今回、おもしろいわ。 まるで夜中にどこかの居酒屋で ほどよい真剣さでしゃべってるみたいだわ。
こういう恋の話はさ、 ちょうどよい人数の ちょうどよいメンバーとしゃべるうちに 意図せずはじまって 急激に深まっていくっていうのが いちばんいいパターンだよね。 無計画で勢いがあるからこそ、 みんながぽろぽろ本音を言っちゃったりね。
尽きませんが、すでに長さも非常識。 楽しみの続きはまた 次回ということにしましょうか。