My恋歌ポイント
前髪を少し 直すふりをして
うつむくだけなんて
ほんとうのセカンドラブだったかどうかは、
あいにく覚えていないのですが、
かなり気合いを入れて
好きになってしまった男の子は、
私のことを「好きだ」と言ってくれた男の子の
親友でした。
友人思いの彼の答えなんて
最初からわかっているから、
「好き」なんて言えない。
私に「好きだ」と言ってくれた
男の子とつきあう気にもなれません。
でも、彼のちょっとした言葉には、
もしかして私のこと好き‥‥? なんていう、
期待も多少はあったりして。
たまたまふたりきりになった教室で、
うつむきがちにしゃべりながら、
髪をいじっていたような気がします。
結局は、どの思いも宙ぶらりんのまま卒業。
もう少し年をとって、
10回目くらいの恋だったら、
「好き」って言えたのかなぁ‥‥。 |