My恋歌ポイント
自分の人生の中では
誰もがみな主人公
15才の秋、彼を一目見たとたん
「あ! 私この人と結婚するんだ!」と
ドキドキしてしまったあの日。
赤い糸だと思いました。
名前も年も、何をしてる人かも知らない人でした。
少し経って、彼が10才も年上であること、
彼女がいて、結婚も考えているらしいこと、
いろいろわかってきました。
それでも、どうしても諦めきれず。
想い続ければ、いつか私の心が届くと信じ、
なんとか彼の視界に入ろうと思って、
引っ込み思案だった私が、必死で存在をアピール。
ようやく視界には入って行けたものの、
彼の存在を気にすれば気にするほど、
彼が彼女と仲良く歩く姿を何度も見るはめになり、
やはりこの想いは通じないのだと。
さださんの「主人公」を聴きながら、
脇役はもういや。
私は自分の人生の主人公になりたいと
心から思いました。
まだ若かった彼が、
「僕は30までは結婚しない」と言うのを聞いて、
彼と同い年だった彼女が、
なんだかちょっと可哀想になり、
私の思いを断ち切る為にもと、
彼に手紙を書きました。
「女の人は 一番きれいな時に
一番好きな人と結婚出来るのが
一番幸せな事だと思うのです。」
涙で送った手紙の意味が、彼にどのように
伝わったのかはわかりませんが、
彼はその後しばらくして彼女と別れ、
私の彼になりました。
‥‥あれから30数年。
私はしっかり自分の人生の主人公として歩いています。
彼は‥‥あれからしっかり私の人生の脇役です。 |