My恋歌ポイント
あなた 私のもとから
突然消えたりしないでね
部活で自主映画に
夢中になっていた高校時代、
私のことが好きなのかな?
と思える後輩がいました。
わかりやすく「まちぶせ」的な
アプローチをされていたし、
友人たちからもひやかされる日々。
でも私は彼らに
「映画で忙しいから」と言って
あえて興味無い様な
態度をとっていました。
・・・ごめんなさい。
本当はどう接すれば良いのかが
わからないだけだったんです。
はっきり「好きです」と
言われたわけでもなく、
こっちから告白して
「そんなつもりありません」
なんて言われた日にゃ
ダメージ大きすぎるし。
そんな夏休みのある日、
皆で観に行った「時をかける少女」。
突然彼女は
私の自転車の後ろに
乗せて欲しいと言いました。
少し驚いたけど、
映画館までの道のりを二人乗り。
緊張した私は
何を話せばよいのかわからず
ひたすらペダルを漕ぎ、
彼女も黙ったままでした。
休みだというのに
お互い白い夏服のワイシャツと
いつもより重いペダル、
映画のエンディングでふと目に入った
スクリーンに照らされた
彼女の横顔・・・・・
今でも夏になると
この曲と共に思い出します。
その後も学校で彼女と
一緒にいる時間はあったものの
結局どちらも
決定的なセリフを言うことなく
私は翌春卒業して故郷を離れ
以来会うことはありません。
昨日まで一緒にいたのに
突然会わなくなるって、なんだかすごい。
ああっ!1983年に
タイム・リープできたら
あの時の俺に言いたいことが
山ほどあるっっ!! |
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My恋歌ポイント
過去も未来も星座も超えるから
抱きとめて
社内恋愛だった彼に、
突然、下った3ケ月の転勤命令。
毎日、会えていたのに、
寂しくて、寂しくて。
どうしても、逢いたくなって、
お弁当を作って、
列車に飛び乗った。
瀬戸内の町から山陰へ、
列車を乗り継ぎ、
往路5時間半の旅。
列車の中で、会ったら…、
あれも話そう、
これも話そうと思っていたのに。
山陰の小さな駅に迎えに来てるハズの
彼の姿が見えない。
携帯電話もポケットベルもなかった時代。
心細くて、泣きそうになりながら、
うろうろしてたら、隠れていた彼が、
バァ〜って出てきて、
嬉しくて、涙が溢れて泣き笑い。
当時は、まだ親が怖くて、
お泊りなんて絶対に出来なくて、
滞在時間2時間、
一緒にお弁当を食べて、
笑って、泣いた。
初めての一人旅でした。 |