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先週につづいての
卒業式にまつわる思い出の歌です。
「風」っていうのは、
伊勢正三さんが「かぐや姫」のあとに
つくったデュオなんですよね。
ちなみに伊勢さんというのは
「なごり雪」をつくった人でもあります。
「かぐや姫」は、ほかに、
南こうせつさんと、山田パンダさん。
「22才の別れ」は、
17才から5年間つきあった男性に
女性のほうから別れを切り出す歌で、
しかも主人公は
「あなたの知らないところへ
嫁いでいく」んです。
てことはこれ、「なごり雪」を
女性側から見た世界?
‥‥なんていうふうにも、
とれなくもない、せつない歌です。
22才って、一般的には卒業の年だし、
てことはモラトリアムの
終わりの象徴の年齢だなあ。
モラトリアムって言葉も
もう古くさいかしらん。
谷村新司さんにも
「22歳になれば少しづつ
憶病者になるわ
何故かわかる? 貴方」
って歌があるなあ。
全曲は歌えないけど、
そこだけ、口ずさめる。
「22才の別れ」もそうで、
歌い出しの
♪あなたに
「さようなら」って言えるのは
きょうだけ♪
のところ、
すらすら出てきます。 |
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投稿内容にもどっていうと、
図書館ではじめての待ち合わせ、
そして、会えず‥‥という切ない内容。
何時まで待ったんでしょうねぇ、彼は。
自分なら何時まで待つかなぁ。
もう、あれですね、
前にも出ましたけど、
携帯電話があるだけで
このエピソードは成り立ちませんね。
いまの時代、
待つこともすっぽかすことも
できないとしたら、
「こころからくちずさめる歌」が
少なくなってしまうのも
無理のないことなのかもしれません。
もちろん、
いまの時代にはいまの時代の
「くちずさめる歌」が
あるのだとは思いますが、
ここに登場するような歌とは
きっと微妙に違うだろうなあ、と。 |
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そうですよね。
自分たちの世代がえらいわけじゃもちろんないけど、
携帯電話のないあの状況だからこその
ときめきや落胆のドラマっていうのは
たしかにあったと思います。
今は、なんて言うんでしょう、
ドラマはもちろんあるに決まってるんだけど、
「早い」のだと思います。
伝わる速度も、結果がわかるまでの過程も。
電子メールいっぽんで、物語がどんどん進む。
胸を焦がしてる暇もないような‥‥
そんなふうに「現代の恋」を思っているのは、
おじさんの偏見なのかもしれませんが。
投稿の中の「文通」ということばに、
あまずっぱさを感じます。
私事ですが、自分がいま、
文章を書くような仕事をなんとかできているのは、
中学、高校時代の文通のおかげだと思っています。
一所懸命書いて、送って、返事を待って‥‥。
「遅い」んですよ。
でも、その遅さがたまらなかったなぁー。 |
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生徒会長で、
当時の2歳年上で。
苦笑い、してしまいますね。
図書館で会おう、って
すごい勇気を出してくれたのに
なんか、行けなかったんですよね。
それでもって、
ちょっと話は飛びますが、
このジャケット写真の「風」のおふたり。
少女マンガにも
このような髪型のセンパイが乱発されていました。
そして、このジャケットのように、リアル界でも
いわゆる「大学生のお兄さんたち」が
この髪型で実在していました。
いまはもうあまり見かけなくなって
なんだかさびしい。
こういうセンパイと、携帯電話もなく
すれちがいたい気持ちでいっぱいです。
そんな乙女心を抱えつつ
また来週、水曜に。
あ、来週水曜は私が曲を選ぶ担当だ。
じゃ、また、英語のにしようかな‥‥! |
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