個人的に、この投稿の
クライマックスはやっぱり、
「彼のホッとして笑った顔」だなぁ。
愛の告白という、
やむにやまれぬ一大決心のみならず、
本来、そこへと続いていくべき
一連のアプローチを行動に移すにおいて、
若者たちが恐怖するのは、とにかく、
「そういうアプローチをしたがばかりに
いままでのたのしい関係が台無しになる」
ということだと思うんです。
ですから、恋に落ちた若者は、
「やむにやまれぬ接近」と、
「それまでの関係を失うリスク」のあいだで
深夜に身もだえるのです。
ある世代においては、
なんらかの啓示を求めるがごとく、
好きな「恋歌」を異常な真剣さで
聴いたりするのです。
たぶん、その彼は、
ほかに好きな女の子がいたとしても、
このときはこのときで、きっと、真剣に
アプローチしたんだろうなあと思います。
ひょっとしたら、自分でも、
「あれ? 好きなのかな?」って
つかみきれてなかったかもしれない。
その、いろいろと混乱したアプローチが
きちんと「ありがとう」と受け入れられて、
ほんとに彼は「ホッとした」んでしょうね。
読み終えて、ほんとに
「いいなあ」と思えた投稿でした。
どうもありがとうございました。 |