きっと──、といってもそれは
ただの想像、妄想のようなものですけれど、
お医者さまだった彼にとっても、
とてもとても大事な恋だったんじゃないかと、
ぼくは思いたいです。
立場的には守られたという彼も、
やはり、同じように、
思いをのこした恋だったのだと。
現実というものに阻まれた恋、
未来だとか、失うものの大きさだとか、
そういうものとは、
天秤はかりにかけられないのが恋だけど
いやおうなくかけられてしまうのが現実で、
勝ち負けでもなんでもないはずなのに、
そんなふうに結果を見てしまうひともいて。
(緑)さん、
このようなたいせつなエピソードを
送ってくださったこと、感謝します。
読ませていただけて、よかったです。
どうもありがとうございます。
次回の恋歌は、水曜日。
よい週末をおすごしください! |