げんかつぎ、がんかけってことでいうとね、
すばらしくくだらない思い出を書いてもいいですか。
中学3年のとき、友だちのTが、
学級新聞を書く当番になって、
こんな感じの記事を書いたのでした。
ひとつお願いがあります。
ろっかーの鍵をなくしたり
こわしたりしないでください。
がっこうのものはたいせつに。
すすんで
きれいに使いましょう。
(Tより)
とまあ、これはいま書いたデタラメな文面ですが、
こういう大胆なことをやらかしたんです、Tは。
お気づき、ですよね?
‥‥各行、最初の1文字をタテに読むと‥‥。
Tは、ひろこちゃん(仮名)が好きだった!
その壁新聞は、
そういう意味でのスクープをしらせる結果になりました。
ながながと、失礼しました。
思い出したもので。
それにこれ、「がんかけ」じゃあないですね。
神秘性もない。
ただね、Tは、必死だったんです。
その想いを何かのかたちに
いちかばちかであらわしたかった。
バレて、真っ赤になってくちびるを噛んでいたT。
一生懸命、みんなでさりげなくなぐさめたなぁ‥‥。
元気かなあ、T‥‥。
♪なんともはや すてきだった
仲間達に カンパイ!! |