『A HAPPY NEW YEAR』 松任谷由実 1981年(昭和56年) アルバム『昨晩お会いしましょう』 収録曲
なんて美しい投稿でしょう。
大晦日 巫女さんのアルバイト 静かに雪が降る大晦日の夜 ひんやりしたお風呂場 往復2時間かけて5分の逢瀬‥‥
一枚の絵をながめているような、 そんな気持ちになりました。
「今年も沢山いいことがありますように」 と祈る、会わない人がいる。 それはほんとうに豊かな財産ですね。
静けさが伝わってくる投稿です。 季節外れはご愛敬。
なつかしさも、悲しさも、愛しさも、 静けさに包まれて雪の中。 いろいろとことばを足すのが なんだか、ためらわれるような。
「世界には私しかいないんじゃないか と思えるほど静かに雪が降る」 というフレーズに、 酒井駒子さんの名作絵本、 『ゆきがやんだら』を思い浮かべました。
ほんとうにぜんぶが美しいです。 すばらしい恋歌、 すばらしい恋。
新年って、特別な静けさがあります。 節目のときに 好きな人に思いを募らせることも ほんとうに、よくわかります!
ユーミンの『A HAPPY NEW YEAR』は そんな自分の情景が とてもよく思い起こされる歌。 きっと思い出のある人が 多いんじゃないでしょうか。
「往復2時間かけて5分の逢瀬。 嬉しかった」
嬉しかったですよね。 自分がそうしてもらったかのように 読んでいて嬉しい。 ああー、いいなぁー。いいー!
ひんやりしたお風呂場のタイルとか、 最初のかけ湯の熱さとか、 曇る窓ガラスとか、 そんなことを想像し、また思い出しました。 「ひんやりしたお風呂場」って なんだかものがたりがあるなあ。 暖房完備のバスルームじゃ、 こうはいかないものね。
『HAPPY NEW YEAR』は、 わかれうたではなくって、 恋人に逢いたくて、大晦日の街を急ぐ歌。 ユーミンの曲って 「あんなに夢中だったふたりなのにね」 というテーマが(私感ですが) 多いような気がしてるんですけど、 こういう「しあわせ」を歌ったうたも多いですよね。 けれども、(mina)さんの投稿を読んだあとは なんだか、とってもせつない曲に思えてきました。 そういうのも、わるくない。
ではまた次の水曜に! 投稿もおまちしてまーす。
2012-05-12-SAT