『夢想花』 円広志 1978年(昭和53年)
男女の恋が生まれない、 最高の友だちでした。 (こいさん)
永遠のテーマ、「男女間の友情」についての投稿です。 性別を超えた、のびのびと自由な友情。 「夢想花」のイメージにぴたりと重なって、 とても気持ちよく読ませていただきました。 コンサートで一斉に紙飛行機を飛ばしたエピソード、 すてきです。 紙飛行機って、すーっと自由にまいあがって、 最後はとんっとやさしく着地するんですよね。 「つかの間の恋愛以上の友情」みたいです。 それにしても、 「名前も思い出せない」というあたりに、 あらためて「事実」の迫力を感じます。 思えば、名前なんて二の次三の次なんですよね。 たいせつなのは、本体。 こころと、ボディ。
恋になったかもしれない、一歩手前。 友情ということばであらわしたけれど、 もしかしたら「あてはまる言葉がない」 関係だったのかもしれないですね。 ぼくも読みながら、 「その時、終電を逃していたら‥‥」 って思いました。 やっぱり彼はそう思っていたんだ。 大げさに言えばふたりは そういう運命じゃなかった、 ということなのかもしれないけれど、 きっと「それだからこそ生まれた関係」であるのは まちがいないですもんね。 「夢想花」ってとってもいい曲ですよね。 調べてみたらヒットしたのは発表翌年の1979年。 その年は「関白宣言」とか「ガンダーラ」 「魅せられて」「きみの朝」「燃えろいい女」 「いとしのエリー」「いい日旅立ち」 「君は薔薇より美しい」「虹とスニーカーの頃」 「HERO」「よせばいいのに」「アメリカン・フィーリング」 などなど、いくらでもつるつる歌えそうな ヒット曲が満載の年でした。なつかしー! どうでもいい情報ですが円広志さんの個人事務所は 「オフィスとんで」というそうです。
懐かしい。このレコード、持ってましたよ。 円広志さんは、森昌子さんの『越冬つばめ』で バックコーラスをしていらっしゃったのが 不思議だったのですが、 あれは円さんの作曲だったんですね。 へーへーへー。 男女の友情問題ね‥‥。 つい最近、わたしは会社の年下の同僚 に言われたばかりなんです。 「男女の友情は存在しない。 どちらか一方が恋愛は『ない』と思っていても もう一方は『ある』と思っているものだ」 と。はぁあ、そうなのか。 何かのタイミングが合って、ボタンをかけちがえたら ワーッと火の着いてしまう爆弾、 男女の友情とはそういうものです。 友情って、ただの知り合い状態じゃありませんよ? すごく仲のよい、深く知った関係ですよ? ね、その終電を逃していたら、ね? 若い子たちはどうしてそのことを 知っているんだろうなぁ。 でも、40を越えまして、このところ やっぱり男女の友情はあるんじゃないか、と 個人的には思ってるんですよ。 ああ、また年下たちに怒られそうだなぁ。
あ、また男女間の友情の話、してる。 ぼくが修学旅行の引率の先生なら、 深夜の部屋のふすまをガラッと開けて、 「男女間の友情の話をしてないで、 寝なさいっっ!」 と怒鳴りつけるところですよ。 ところで男女間の友情の話ですけどね、 まえにも書いた気がするけど、 ぼかァ、ぜんぶのいい関係は 友情がベースだと思うよ。 恋愛のいちごも友情のスポンジの上に 乗るんだと思うよ。 だから、そういう意味では、 すべての男女間の友情は 恋愛のストロベリーが乗る可能性があるけど、 結果的に、イチゴが乗らなかった友情も あるんじゃないかっていうことさ。 え? クリーム? いや、 そういうことを言ってるんじゃなくてね、 だから、あの‥‥ (ガラッ! とふすまが空いて) 「コラーーー! 男女間の友情の話をしてないで、 寝なさいっっ!」 はーーーい。 ポプコン、つまごい、 ぼくにとってはちょっとだけ上の世代の キーワードでした。 素敵な投稿、ありがとうございました。 つぎの更新は水曜日ですよー。
2012-10-13- SAT