手を握りたくなって、
黙っていてもうれしくて、
でも悲しくならないし、
胸がきゅっとなることもない。
なんとも、不思議で素敵な体験。
そして、この関係は、おそらく現在進行形。
恋なのか、恋ではないのか曖昧な、
恋のイントロダクションのような時期。
それはとてもふわふわとして
気持ちのよいものだと思うのですが、
のちに、本格的に恋に落ちたり
(場合によってはお別れしたり)すると、
その曖昧なふわふわした時期の思い出は
忘れられてしまうのですね。
寝ている人は、かならず夢を見ている、
っていう話、聞いたことがあります?
「自分は夢を見ないんだ」っていう人は、
起きるときに忘れちゃってるだけなんですって。
恋の入口のふわふわした気持ちは
それにちょっと似ているような気がします。