昨日、今日といった、
短いスパンの物語ではなく、
書いてらっしゃる方と、
書かれている思い出のあいだに
しっかりと距離感が感じられるから、
読むほうとしては、安心して、
しみじみと涙することができます。
おかしな言い方ですが、
純粋に読者として、
書き手の保っている距離感に
感謝したくなりました。
こういうふうに伝えてくださって、
どうもありがとうございます。
子どものころの家族ぐるみのつき合い、
そう、こんな感じの関係が
たしかにいくつかありました。
同じ町内だったり、
年に何度か会う親戚家族だったり。
淡い恋心とは無縁の、
ただただたのしかっただけの思い出ですが、
ほんとうに帰るのが惜しいくらい
おもしろかったもの。
そういう関係って、
やっぱり長くは続かなくて、
だからこそ、あんなに
たのしかったのかもしれないですね。
なんだか、夏休みの話みたいだ。