ぼくらが勝手に呼んでいる「恋歌世代」、
ざっと40代を中心にした方からの投稿においては、
「その後、時は流れ‥‥」という場合
だいたい10年くらいがびゅんと過ぎてしまいます。
極端な場合、20年とか30年とかが
ふとした行間にドーンと経過してしまいます。
今回いただいた投稿も、
いつも寄せられる投稿と同様の
濃さと切なさにあふれる恋の思い出なのですが、
驚いたのは、これほど長い経過を感じさせながらも、
実際の年月としては、
5年「しか」過ぎてなかったこと。
いえ、それが短いとか、長いとか、
そういうことではなくて、
あらためて痛感したのは、
「年をとるにしたがって
時間の経過は加速的にはやくなる」
ということです。
小学校の6年間って、永遠に感じませんでした?
中学校の3年間もたいへんな達成感がありました。
けれども、大学の4年間は?
社会に出てからの10年は?
なんだかしらないけど、びゅんびゅん時は過ぎます。
けれども、いただいた投稿を読んで、
ほんとうにしみじみと感じました。
数年間を果てしなく感じる、濃密な時代のことを。
青春時代はあっという間に過ぎるというけれど、
青春時代は、あっという間だけど、
あっという間じゃないんだよなぁ。
ちょっと、くらくらしますね。 |