卒業式の後の、教室や校庭の景色は、
なぜか客観的な視点でぼくのなかにも残っています。
俯瞰なんです。
まるで映画のワンシーンみたいに。
いや、そんなに感動的でもなく
びっくりするような事件(告白とか)が
あったわけでもないのですけれど。
ただ友だちと笑い合っていた、
いつまでも終わらせたくない、あの淡い時間。
みなさんの記憶にもあるのではないでしょうか。
そのとき、(みみききぽんた)さんの場合は、
意外な男の子から
「P.S. I LOVE YOU」というメッセージを受け取った‥‥。
‥‥それは、うん、そうですね。
ふざけながらでもやっぱり、
そのフレーズ通りの意味が込めていたのではないかと
ぼくも確証のないままに思います。
でも真実は、どちらでもいいのかもしれません。
曖昧なこともひっくるめて、ふわりと淡い、彼の思い出。
りっぱな(というのも変ですが)、恋歌だと思います。
「自分が好かれている‥‥?」
このことを生まれて初めて知ったときの感覚を
いまでもはっきりと覚えています。
それは、(みみききぽんた)さんの投稿にある、
「ささやかなうぬぼれが、
その後の私をほんの少し
勇気づけてくれたのは間違いありません。」
という感覚とすごく近い所にあると思いました。
うぬぼれていたり、調子に乗っていたり、
ほどよくそういう状態にある人が好きです。
あかるいから。
春にふさわしい投稿、ありがとうございました。
次は水曜日の更新です。
まだまだたっぷり、紹介したい投稿が‥‥。
おたのしみに! |