卒業とか、転校とか、引っ越しとか、
ぷっつりと訪れる境遇の変化って、
ほんとうにこういう唐突さがありますよね。
その日が迫ってくるけど、
なんとなく、実感が湧かない。
ひょっとしたら、
同じ日常が続くんじゃないかとさえ思う。
でも、違うんですよね。
日常はその日へ向かって
すーっと静かに確実に移動していって、
やがて、ぷっつり、その日が来る。
穏やかな川をゆっくりくだる筏を
下流で必ず待ってる滝みたいに。
それで、投稿にあるように、
「ああ、ほんとうにそうなんだ」
って思い知らされるんです。
男女間にかぎらず、
いろんな別れの場面を思い浮かべて、
読みながら、じーんとしました。
ハンバート ハンバートは、
読者の方からすすめられて
ここ数年で聴くようになりました。
年を取ると、もう、新しい音楽なんて
とくに知らなくてもいいんじゃないか、
みたいに思っちゃうんですけど、
こういう出会いがあると、
また新しくアンテナを張り直してしまいます。
今回の恋歌とは違いますが、
ハンバート ハンバートの
『おなじ話』という曲がぼくは大好きで、
聴いてない人には、すごくすすめたいです。 |