そりゃあもう、ここまで鬼気迫る色気があふれる曲は
ちょっとほかにはないんじゃないかという
凄まじい愛念の歌だと思います、『天城越え』。
誰かに盗られる くらいなら
あなたを 殺していいですか
‥‥この歌を背伸びして聴いていたのは、
きっとその先生も、一緒だったんでしょうねぇ。
投稿者さんが書いているように、
恋の話ではないのかもしれません。
でも、
「ちょっと好きだったのかもしれません。」
というのも正直なお気持ちなんですよね。
そういう、自分でも整理できない
微妙で複雑で繊細な高校2年生の心が垣間見える描写、
この3行が好きです。
「準備室から見える、もはや真っ暗な玄関前や、
制服の上に着ていたセーターを、可愛く見えるように
手のひらが半分隠れるようにきていた」 |