書籍化とCD発売のおしらせ 恋歌くちずさみの広場 こちらをクリック 文庫本『恋歌、くちずさみながら。』を購入する方はこちらからどうぞ。 文庫本『恋歌、くちずさみながら。』を購入する方はこちらからどうぞ。

 『びんぼう』
 大瀧詠一

 
1972年(昭和47年)

彼はとても上手に
歌ってくれました。
特に、恋歌ポイントの所!
(猫はな)

宝クジ買って10時
あたって余った金がザクザク
だけどびんぼう どうしてもびんぼう


付き合い始めた彼に電話で歌って欲しいと頼んだ曲が、
大瀧詠一さんのびんぼうでした。

彼は恥ずかしそうに、「えー!」とか言いながら、
家族のいる自宅から出て、
ひと気のない河原に行き、歌ってくれました。

彼から借りたアルバムに痛く感動してのことだと思いますが、
彼はとても上手に歌ってくれました。
特に、恋歌ポイントの所!

岡村ちゃん(岡村靖幸さん)ファンの私に、
はっぴぃえんどや大瀧詠一さん、
矢野顕子さんのCDを貸してくれた彼。

他にも、面白い映画や本を、たくさん教えてくれました。

そんな彼と、その後何年かお付き合いし、
結婚し、早20年。
子供は3人になり、
すっかり私たちは、おじさんとおばさんになりました。

歌詞とは異なり、びんぼうでもなく、
お金持ちでもありませんが、幸せな毎日です。

もう昔のようにドキドキしなくて寂しくなる時もありますが、
びんぼうを歌ってくれた当時の彼を思い出すと、
胸がキュとします。

大事な思い出の曲が、
大瀧詠一さんの曲であることが嬉しいし、誇らしいです。
今度のGWには、
岡村ちゃんのLIVEに夫婦で行って来まーす!
(猫はな)

新年明けましておめでとうございます。
2015年の「恋歌くちずさみ始め」は、こちらの投稿です。

「えー!」とか言いながら
河原まで移動してしっかりと歌う彼。
すばらしいすばらしい。
この歌をリクエストする彼女もすごいけど、
歌う彼もすごい!
そういう人が、ぼくも好きです。
いっしょになって20年のいまも、
きっと彼の中にその成分は残っているのでしょうね。
岡村ちゃんのLIVEに夫婦で出かけるご関係、
最高だと思います!

年のはじめに、
ハッピーな投稿をご紹介できてうれしいです。

みなさんからの投稿は締めきったものの、
なかなか終わらないこのコンテンツ。
つづくところまで、
ことしもよろしくお願いいたします!

かっちょいい曲ですよねー『びんぼう』。
しかも「歌ってくれた当時の彼を思い出すと、
胸がキュとします」って!
恋歌ポイントのところは、
「クジ」「ジュウジ」が韻を踏んでて
意味をとるより耳が楽しいですね。
そっか、電話口で聴いたのかー。
やるなあ!
お願いした(猫はな)さんも、歌った彼も。
シャウトもしたのかなー。ふふふ。

ということであけましておめでとうございます。
もうちょっと続く「恋歌くちずさみ委員会」です。
しばらくのあいだよろしくお願いしまーす。

大滝詠一さんの訃報を知ったのは
2013年の年末、京都の実家で
店番をしていたときでした。
(実家は商店をいとなんでいます)
ラジオで「大滝詠一さんが」と
聞こえてきて、手が止まりました。

「びんぼう」かっこいいな。
私はこの歌を知らなかったけど、
これを歌う彼もかっこいいな。
とても上手だったのか!
キュとなるの、わかります!
その思い出うらやましい。

みなさま、あけましておめでとうございます!

もう、みんなと
同じことを言ってしまいますけど、
『びんぼう』って!
歌わせるほうも歌わせるほうだし、
ちゃんと歌うほうも歌うほうだ。
いやあ、お二人、最高です。

きっと、大瀧さんも天国で
このエピソードを
喜んでいるのではないでしょうか。

はっぴいえんどのライブ盤で
たびたび演奏される『びんぼう』は
たいへんかっこいいので
そちらもおすすめです。

さて、新年。
終幕へと向かう
「恋歌くちずさみ委員会」ではありますが、
それはそれとして、
今年もどうぞよろしくお願いします。

2015-01-03-SAT

最新のページへ
感想をおくる ツイートする ほぼ日ホームへ
(C) HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN