2005年から丸9年以上、
	一日も休まず更新している「小ネタ劇場」。
	あえてアーカイブを残していないため
	その日のネタは、その日にしか読めません。
	でも今回、10年めで初の試みとして
	昨年2014年に掲載された約1000の投稿から
	乗組員が投票で選んだ約100ネタを
	3日間にわたって、ご紹介していきます。
	好きだった投稿、ありますか?
	見逃していた投稿、あると思いますよ。
	どうぞ、たっぷり、お楽しみください。
	お相手いたしますのは
	2006年から「小ネタ劇場」を担当している
	「ほぼ日」奥野です。

01 今日の気になるあいつ,今日の昭和,今日のダンナ他 篇

2015-01-06-TUE

02 今日のコドモ 篇

2015-01-07-WED

03 今日のじーちゃんばーちゃん,今日の夢,となりの珍名さん他 篇

2015-01-08-THU

01 今日の気になるあいつ,今日の昭和,今日のダンナ他  篇
今日の気になるあいつ

毎日更新している「今日のコドモ」以外では
もっとも多くの投稿を集めるのが、こちら。
思わず二度見しちゃう人、かわいい動物、謎の店‥‥
投稿人が「気になり」さえすれば
ほとんど「何でもアリ」なフトコロの深さが特徴。
毎日毎日、日本全国から
たくさんの「気になるあいつ」報告が届きます。

今日、地下鉄永田町駅のホームで
パリッとした老紳士が電話をしていました。

「ええ、よくわかりますよ、
 あなたさまのおっしゃりたいことは。
 でも、それってつまり
 わたくしは宴会要員ということですよね?
 ‥‥いいえ‥‥いいえ‥‥いいえっ!」

ど、どんな宴会なんですか!?

(むぎはは)

とある水曜日、あまりひと気のないホームで
ふと、耳に飛び込んできた会話。

「君さ、毎週水曜日に
 水餃子のセットを食べると言う習慣は、
 絶対に変える余地はないのか?」

思わず見上げた視線の先には、
ダンディな後ろ姿のおじいさま二人連れ。
あぁ、お顔を拝見したかった!

(ぶうふううう)

ジムでストレッチをしながら
2人のおじさまが何やら話しこんでいました。
横を通ったときに、
会話が漏れ聞こえてきました。

「それでさ、
 最終的には『きみまろ』目指してんのよ」

おじさまの行く末を
見届けたい気持ちになりました。

(ぱた)

仕事で打ち合わせをしていた父の近くに
おじさんがいて、電話をかけていたそうです。

「ああ、おれだよ、おれおれ」
「だから、おれだっていってるだろ。
 ○○(自分の名前)」
「金なんかほしくねぇよ!
 おれだよ、○○!」
「だっから何でわかんねぇんだよ!
 去年離婚した次男の○○だよ!」
「オレオレ詐欺じゃねぇって言ってんだろう!
 おれだよ!」

気になって、電話が終わるまで打ち合わせが
進まなかったそうです。

(えいすけ)

この種の投稿は、日常的に集まります。
そう、「会話は聞こえてくる」のです。
あなたと誰かのやりとりも
知らないうちに投稿されているかもしれない‥‥。
ちなみに上記4ネタの発言の主は、
上から
「老紳士・おじいさま・おじさま・おじさん」。
中年(以上)男性に
けっこう「気になる」発言が多いってこと?
(単に声が大きいからって可能性も‥‥)

大阪の新御堂を走っていたとき、
となりの車線の車の男性が、
運転席でトランペットを吹いていました。

(匿名さん)

クルマの運転席は、相当「見られて」いるっぽい。
赤信号を待っている人や、対向車線から。
「大きな口を開けて歌を歌っていた」
「歯を磨いていた」という投稿が中でも多いですが
信号待ちのときに
「運転席で尺八を吹いていた」
「ヴァイオリンを弾いていた」(!)など
なぜか「楽器演奏」の目撃談もけっこう届きます。
どうゆうこと!?

通勤ラッシュの電車でとなりり合った、
優しそうなおばあさん。
左手の甲に、赤いマジックで大きく
「必殺!」と書かれていた。

仕事人?

(ひよりみ36)

電車でとなりに座っていた人が
スマホの画面に付箋を貼っていた。

よくパソコンの画面に付箋を貼ってる人がいて、
パソコンに付箋のソフトがあるじゃないか、
と思っていたけど、スマホに付箋‥‥。

下手すりゃ、画面より付箋のほうが大きいよ!
3枚も貼ったらはみ出るよ!
パソコンとちがってタッチパネル画面だから、
付箋貼ったらややこしいのでは?

でも、気持ちはわかる。

(ぽま)

電車の中でも、見られています。
見て見ぬようなフリをした、となりの人から。

平日の、のんびりした昼下がり。
桜舞い散る川沿いの遊歩道脇。

わずかな芝生の細長いスペースで、
「ぴしーぃぃぃっ!」と素晴しい音を立てながら、
ムチの練習をする女子がおりました。

服装は、
ムチ(それも本格的な長くて重そうなやつ)さえ
持っていなければ、ふつうのOL風で
髪もメイクもいたってふつう(むしろ地味目)。

一発一発、何かを念入りにチェックしながら
「ぴしーぃぃぃっ!」「ぴしーぃぃぃっ!」と、
それはそれは真剣に、打っていました。

あぁ、引き返して質問すればよかった。

「それはスポーツですか? 趣味ですか?
 それともお仕事ですか?」と‥‥。

(あっちっち)

先日、表参道を歩いていたら
「イケメン・オシャレ・20代半ば」と、
私のようなおばちゃんとは
別世界に住む
王子さまのような出で立ちのかたがいました。

ただひとつ‥‥。

彼は「炊飯ジャー」を携帯しており
私の目の前で、いきなりしゃもじを取り出し、
ごはんを食べはじめたのです。

電源がないからか、湯気は出てませんでした。

(匿名さん)

しばしば「ええっ、本当ですか!?」という
「大ネタ」が混じってくるのも
「気になるあいつ」の、大きな特徴。
地味めな女性がムチの練習。表参道で炊飯ジャー。
それぞれ事情があるんですよね、きっと‥‥。

昨日、冷蔵庫を開けた瞬間に
「○○と××って似てるな」と思ったのですが、
それが何なのか、思い出せません。

冷蔵庫の中身に関連したことだったはずで、
必死に考えた末に出てきたのは
「豚バラブロックと
 サンドラ・ブロックって似てるな」
だったのですが、ちがう、そうじゃない‥‥。

何だったんだか、気になります。

(はと)

「気になるあいつ」は、あらゆる場所にあらわれる。
自分のなかにも、冷蔵庫のなかにも。
それでは最後に、王道パターン
「街で見かけた気になるあいつ」をまとめてどうぞ。
思えば「スーパーで」って投稿、けっこう多いなあ。
あと「横断歩道で」というのも。

自転車ですれ違った男子学生たち。

その中の一人が、すれ違いざまに
「おまえ、あのときのミッフィーの気持ち、
 考えてみろよ!」
と大声で言い放ちました。

(まやの)

通勤途中、たまに遭う
おばあちゃんとよぼよぼシーズー犬と
しましま猫ちゃんの3人組。

おばあちゃんと犬はゆっくりゆっくり歩く。
猫は、
2人の後になったり先になったりして歩く。
犬が疲れてひと休みすると、猫は隣に座る。
猫が寄り道して遅れると、
犬は振り返って待っている。
おばあちゃんはそんなお連れを
ニコニコして見ている。

この人たち、なんか素敵。

(暇人)

今日の夕方、車で信号待ちをしていたときのこと。

横断歩道を歩いて渡りながら、
高速で「しめ縄」を編むおばあさんを見ました。

あまりの手際の良さに
すっかりクギづけになってしまいました。

自作のしめ縄も素敵だけど、
歩きながら編まねばならないほど忙しかったのか?
お正月の餅を買うために、かさを売りに行く
「かさこ地蔵」のような状況だったのか?

いろいろ思いをめぐらせてしまいました。

(家まで着いて行けば良かった)

ときどき通る道沿いに
「はり・灸・マッサージ 想う壺」
という看板があります。

(ちょっと入りたい)

スーパーのアイスクリーム売り場で
高価そうな洋服を着た、
たいへん素敵なマダムを見ました。

アイス売り場にいた人々に
「ごめんあそばせ」と声をかけ
優雅な外見とは裏腹に
「ガシャガシャッ!」と音も賑やかに
「パピコ」の「ホワイトサワー味」だけを
素早く2個ずつ掴んでは
買い物かごに放り込みはじめました。

「チョココーヒー味」には目もくれず、
「ホワイトサワー味」が、
みごとにぜんぶ、買い占められました。

そのお姿を、呆然と見送る人々。

マダムは、ものすごい数の「パピコ」を手に
スーパーを出るやさっとタクシーに乗り込み
素早く消えて行かれました。

(度肝を抜かれたむぎはは)

今日のダンナ

理解できない行動、残念な勘違い、
腹立たしいんだけど、なぜか憎めない発言‥‥。
ツマによるオットの「生態観察」報告。
どうもオットというのは、ツマにとっては
「ツッコミどころ満載」な生物みたい。
読者人気の高い「☆ぬばたまの☆」さんなど、
常連投稿(観察)人も多いカテゴリー。

休日、ダンナと子どもたちが
ごろごろしていたので、
「どんぐり、ひろいにいこうか」と提案。

小学生の子どもたちは
「えー‥‥」という反応だったが、
ダンナが
「えっ、どんぐり!? 行く行く!
 ちょっと待ってて支度する!」

(見た目はおっさん、心はコドモ)

ソチオリンピックのダイジェスト番組を
見ているとき、ダンナさんが
「俺の若いころにソックリやげ~」
と言っている画面では
「羽生結弦くん」が華麗に舞っていました。

手足の長さや身のこなしなど
「完璧に似ている」と言い張るのですが、
ダンナさんは
「鼠先輩」に似ている43歳です。

なぜかとても満足気でした。

(匿名さん)

オットがテレビを見ているときの発言を
適当に流さず、正確に記憶し、
そのときオットが見せた表情の描写などとともに
冷静な筆致で投稿してくるツマ、多し。

ラップの芯を、コツコツと貯めているダンナ。

ごみ箱に捨てられているのを見つけると、
「なぜ捨てる!?」と、つめよってきます。

最近は、ラップの芯を口に当て
「フッ! フッ!」と吹き矢を吹いてきます。

5回までは、やられてあげています。

(ともぞう)

冷蔵庫の野菜室に
見覚えのないゴーヤを発見したが、
すぐに、おととい子守りに来てくれた実父が
置いていったのだと思い当たった。

「見知らぬゴーヤが冷蔵庫入っててさー」
とダンナに話しかけたら
「おれが買ったのかなあ?」って、
ふだんコーラかアイスしか買ってこない人が
なぜ「おれゴーヤを買ったのかも」と
思うのだろうか。

(レイチェル)

ダンナは自称「ピクルスが好きなオトコ」です。
そこにどれだけのカッコよさがあるのか
女房にはチトわかりかねますが、
輸入食品などを扱う店で
ピクルスの大瓶を見つけると 、
必ず足を止めて瓶を眺めピクルスを賛美します。
たまたまお値打ち価格になっていると、
当たり前のようにカゴに入れます。
大瓶を。大瓶を、です。
「まだ家にあるから」と女房が止めると
なぜ食卓に出さないのかと文句を言います。
でもねぇ、出しても食べないんですよ。
いや、まるっきり箸をつけないわけじゃない。
食べるのだけど、でも、ピクルスです。
言うほど量を食べられるわけじゃないんです。
まあ、そんなこんなで、
我が家にはただいまピクルスの大瓶がふたつ。
自称「ピクルスが好きなオトコ」は
もうちょっと
在庫を増やそうと画策している模様です。

(☆ぬばたまの☆)

今日の女房

「今日のダンナ」にはたくさん投稿が来るけど、
「今日の女房」には、あんまり来ない。
その数おそらく、10分の1以下。
でも、たまーに来るのが味わい深かったりして。
全国のダンナのみなさん、
遠慮なさらず、どしどし投稿、お寄せください。

となりで寝ていたヨメが、
夜中に突然「似ている‥‥」と言った。

寝言のわりにハッキリした声だったので、
目が冴えてしまい、
ためしに「誰が?」と聞き返すと、
「みかこ(ヨメの名前)‥‥」との返事。

「すげー! 寝てるのに答えてる!」と、
がぜんおもしろくなり
どうせ芸能人とかだろうなと思いながら
「誰と似てるの?」と畳みかけたところ、
「みかこ2号‥‥」と。

そりゃ似てるわな!
夜中にひとり身悶えしながら笑いました。

(ヨメは量産型。)

女房との喧嘩中の出来事です。

怒りが頂点に達した女房が
僕に向かって
「自分で炊いた豆やろうがっ!」と叫びました。

もちろん「自分で蒔いた種」の間違いですが
お陰で喧嘩がどうでもよくなり、
仲直りをしました。

(ひろじゅん・神戸在住)

今日のミラクル

何気ない日常に起こった「ミラクル」な出来事。
それを報告するに際しては
事件の背景や、ミラクルに至った経緯、
まわりの状況などから説明したくなってしまうのか、
ずっしり読み応えのある「長文」や「大作」が
他より多く集まるカテゴリー。
「え、それってミラクルなんだ!?」と、
ミラクルの解釈が人それぞれなのも、おもしろい。

自動販売機にお金を入れてボタンを押し、
落ちてきたコーヒーを取ったら、
ボタンがまだ光ってる。

当たり!

以前、どれにしようか迷って
権利がなくなってしまったことがあったから、
急いでボタンを押すと‥‥。

おおお、また光ってる!

急いで押す。ひゃあ、またまた当たり!
押す。取出口が一杯‥‥3本取り出す。

え? また当たり? ええ?

6本ゲットしたところで気付きました。
「1000円」入れていたことに‥‥。

今日のミラクル、ではありませんでした。

(おつりは240円)

お友だちの木綿子(ゆうこ)ちゃんに聞いた話。

留守中に宅配の不在票が入っていて
宛名を確認すると、そこには「絹子さま」と。

‥‥豆腐ちがい?

(おーすけ)

お年玉つき年賀ハガキの記念切手当選で、
郵便局へ引換に行ったときのこと。

おとなりの窓口に、しっかりした感じの、
ごくふつうの若い男性がいました。

その人が持っていたごくごくふつうの封筒を
係の人が、
重さを量るためにぽいと秤に載せたのですが
ちらっと見えたその宛名が
「レイザー ラモン RG 様」でした。

きちんとした、
けっこうきれいな字で書いてありました。

(匿名さん)

私は、何か予兆を感じたときにだけ、
宝くじを買うことにしています。

たとえばレシートの合計が「777円」だったり、
前を走っている車のナンバーが
自分の誕生日だったり、
たまたま見た占いがその日の1位だったり‥‥。

今日は何もなかったけれど、
以前スクラッチを当てたときとなりにいた友人が
「今日も買う?」と聞いてきた。

「今日は何も予兆がないからいいよ」
「なるほどね~」
なんて話をしてると、前を見ていなかったために
足をポールに思い切りぶつけた。

「痛てーーー!」と叫ぶと
友人が「あっ、当たった」と一言。
いやいやいや、今のは違うでしょ。痛いし。
認めない! ‥‥と、その場は流れました。

帰り際、私が一万円で切符を買ったところ、
出てきたお釣りのなかに
とんでもなく皺くちゃの千円札が一枚、
混ざっていました。

「なんだこれ!
 こんな皺くちゃなお札、
 恥ずかしくて出せないよ!」
と言うと友人が、
「これでスクラッチを買えって
 言ってるんじゃない?」
と一言。

うーん、そうだなぁ。
これで何か買うのも気が引けるしなぁ。
そうかもしれない、買おう!
というわけで近くの宝くじ売り場へ。

200円のスクラッチを
皺くちゃの千円札で1枚買いました。

削ってみると、なんと! 
本当に当たってしまった!

「当たりました!」
「何等ですか!?」
「えーっと、三等です。‥‥はい、千円です」

売り場の人に渡されたのは、
さっき私が支払った「皺くちゃの千円札」でした。

(匿名さん)

最後にご紹介する「ミラクル」は、
ひとりの専業主婦のかたが
意を決して臨んだ一人登山の山頂で出会ったという
「80歳のご婦人」のお話。
読者のあいだで、話題になった投稿です。

専業主婦なりにいろいろ思うところがあり、
家族に告げず、一人登山決行。

山頂で、80歳だというご婦人に会いました。

76歳で
ネパールへ登山に行ったことがあるとか。
登山初心者の私に、
登山のコツをたくさん教えてくださいました。

「最初の30分は、めんどくさいと思うくらい
 ゆっくり行くのよ」
とか、
「登山は時間じゃないのよ、
 早ければいいってわけじゃないのよ」
とか、
「登山は体力がすべてでもないのよ、
 タイミングもあるのよ」
とか。

話をすればするほど、
山のことを教えてもらっているのか、
人としての生き方を教えてもらっているのか、
わからなくなる感覚に襲われるほど
魅力的な方でした。

その方が去り際に、私の年齢を聞いてこられ、
答えると
「まだまだ若いわね。これからだね。
 そのうちたまらなくなりますよ。
 いい人生をね!」と言って行かれました。

山頂にて、一人号泣。

きっとあの方は、
迷っている私のところに来てくれた
神様だったんだと思います。

ゆっくり行きます。

(匿名さん)

今日のハートブレイク

辞書で「ハートブレイク」を調べると
「胸の張り裂けるような思い」と出てきます。
が、ここに集まるのは、もっとこう、
根っこで「あかるく朗らか」ではありつつも
「それは‥‥たしかにハートブレイクですね」
と言わざるを得ない体験の数々。
今回、乗組員に選ばれたのは
主に「乙女」に降りかかったハートブレイク。

近所に新しく産婦人科が開業しました。

日頃から産婦人科を探していたので
「よし!」と決心して通院することに。

診療室に通され、先生の顔を見た瞬間、
記憶が40年前にタイムスリップ。

先生は、小学生時代の同級生の男の子でした。
何も見せず、慌てて飛んで逃げました。

(50歳になっても乙女は乙女!)

息子にインタビューして遊んでました。

お母さんの料理で、何がいちばん好きですか?
「ラーメンと、手羽先です」
お母さんを動物に例えたら何ですか?
「メスライオンです」
お母さんを昆虫に例えたら何ですか?
「カマキリです」
(だいぶ凹みつつ)
お母さんをお花に例えたら何ですか?
「ケムシのついたチューリップです」

えーっと、ふざけてるだけだよね?

(タナボタばんざい)

居間の机の上に置いてあった
六花亭の袋の中身が
「生のサツマイモ」でした。

(北の庄)

今朝、たんぽぽ歯ブラシという
先の丸い歯ブラシで歯を磨いていたら、
勢い余って
鼻の穴を突き上げてしまいました。

かなりびっくりしました。

(アラフォー心は乙女)

さてここからは、その他のカテゴリーで
人気の高かったネタを
ザザーッと一気にご紹介して行きますね。
今日の昭和、つうじない話、落としもの、
方向オンチ、おかしなルール‥‥さあ、どうぞ。

今日のつうじない話

ショッピングモールで買い物をしていると、
呼び出しの放送が。

「先ほど、ご夫婦で、赤と紫の勝負パンツを
 お買い上げいただきましたお客さま、
 売り場までおこし下さい」

えっ! 勝負パンツ? しかも夫婦で?

とドキドキしながら想像を膨らませていると、
再度放送が。

「ショートパンツ」でした。

(あき)

「この電車は給料で運行しております」
という車内アナウンスに
「え、誰の?」と思いましたが
冷静に考えたら「9両」でした。

(匿名さん)

スーパーのレジに並んで、
ふと前の人のカゴを見たら、山盛り!
しかもカゴふたつ。

レジのお姉さんのスピードはわりとのんびり。
並び直そうか、どうしようかと思いつつ、
財布からプリカを出して持っていたら、
突然、前のお客さんにプリカを引っ張られた。

「えっ?」
「貸して」
「え? な、なんで?」
「ポイントつけてあげるから。
 こんなに買ったからいっぱいつくよ」
「い、いや、
 ポイントカードじゃないんで‥‥」
「遠慮せんでいいよ。
 値引き券出ても欲しい言わんし」
「ポイント、つかないんです」
「つけてあげるってば!」

(レジのお姉さんのフォローが欲しかった)

今日の昭和

家の建て替えを予定しているので
モデルハウスや現場完成会をよく見学に行きます。

営業の方がていねいに説明してくれます。

そのたびにダンナは「なるへそ」と言います。
となりで聞いている妻は
住宅の説明より
「なるへそ」のほうが気になってしまいます。

(ろくぶてや)

ドリフが好きな3歳の息子。

毎日「ヒゲダンス」をしていましたが、
やり過ぎて
しばらくブームが去っておりました。

しかしある日、私と夫がケンカすると、
「けんかやめよう! ねっ!」
と言いながら
ヒゲダンスで夫婦の間を往復。

なんとか笑わせようと必死な姿に胸を打たれ、
ケンカを止めた私たちでした。

(ヒゲダンスで泣くと思わなかった)

今日の落としもの

子どものころ、友だちから
「お財布を拾って交番に届けた話」を聞くたび
羨ましく思っていました。

お礼目当てとかじゃなく、
何か大事なものを拾ってみたかったんだと
思います。

そんなある日、学校の帰り道に
「がま口財布」が落ちていたんです。

「あ! とうとう‥‥」と思いながら
そぉっと開けてみると、
中には「入れ歯」がひとつ‥‥。

(東大阪のこどもでした。)

めずらしく大雪が降った日の朝。

「足を滑らせた跡の傍ら」に
「男性用のかつら」が落ちていました。

(悩み無用)

今日の方向音痴

布を買いに行こうと、カーナビの目的地に
「ノムラテーラー」
と入力してお店に向かった妹。

カーナビの案内にしたがって辿り着いた先は
「野村寺」というお寺でした。

(住職と世間話をして帰宅)

今日のおかしなルール

我が家では、誰かの鼻毛が出ていた場合、
「鼻毛が出てるよ」と
ストレートに伝えるのを憚り、
「残念なお知らせがあります」
という言い方で、お知らせしています。

残念なお知らせをされた方は、
さりげなく鼻に手をやりながら
静かに洗面所へ向かうのが、
お作法となっています。

(ナヨミ)

いかがでしたか?
「あ、これおもしろかったやつ!」みたいな投稿、
あったんじゃないでしょうか。

さて明日は、投稿の質・量ともに群を抜く
「今日のコドモ」を特集します。
1年365日、毎日欠かさず
もう10年近くも更新し続けている
「キング・オブ・小ネタ」の、2014傑作選です。

どうぞ、お楽しみに!

2015-01-06-TUE