「紅花栄」。いいですね。 爽やかな感じですね。 |
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── | 万葉集にも登場するんだ。 あぶらをとる紅花ですよね。 いちめんの紅花畑って、 そういえば見たことないです。 |
日本だとどのへんで 見られるんでしょうね。 |
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── | 調べたところ、関東近郊では 埼玉県桶川市に畑があるそうです。 「平安時代には千葉県で さかんに栽培されていた。 江戸時代中期は山形県最上地方や 埼玉県桶川市、上尾市周辺」であると。 |
へえー‥‥! |
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紅花畑ってきれいでしょうね。 ちょっと行ってみたいですね。 咲いている期間が短いんですかね。 |
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── | でしょうねぇ。 |
花を出荷するというより、 農産物ですものね。 あぶらや、染料をとる。 |
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── | 生薬にもなり、 江戸時代は口紅にもなったそうですよ。 さて、旬のお魚。 二種類ございます。 「きす」と「黒鯛」です。 |
きす~。 きすの天ぷら食べたいな。 |
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── | きすの天ぷらうまいですよね! 江戸前の天ぷらには欠かせない。 |
そうです! あと、大阪の立ち食いの。 |
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串揚げ! |
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‥‥にも、きす、なかった? |
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あるかもしれません。 |
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わりと定番っぽくあったような。 |
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── | 東京にいると、きすはフライより天ぷら。 |
天ぷらのイメージですね。 |
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── | 屋形船もそうですよね。 |
きす釣りもいいですよね。 船や海岸からの投げ釣りも。 |
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── | 東京湾で釣れるんですね。 |
「江戸時代には、江戸湾に アオギス釣りのための脚立が並んだ」と。 |
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── | 脚立で釣るんだ。 わりと浅いところに来るわけですね。 きれいだし、おいしいし。 |
「小田原の高級蒲鉾の材料」ともありますね。 |
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── | ああ、もったいない! でもおいしいんでしょうね。きっと。 そして「黒鯛」。 黒鯛って、鯛ですか? |
多分、鯛ですね。 鯛とついても鯛じゃない魚が けっこうありますけれど。 |
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── | 「チヌという別名もよく用いられる」。 |
関西ですね。 |
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── | 関西はチヌというんですか! こちら、出世魚です。 「関東では稚魚をチンチン」。 知らなかった! |
知らなかったなぁ。 |
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── | 「二歳魚をカイズ、 それ以上を黒鯛」。 |
なんでも食べてしまう魚なんですよ。 くだものやお芋でもエサになるらしいです。 |
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── | 目の前に来たら 食っちゃうんですかねえ。 |
でも、そのわりに 釣るのが難しいですよね、きっとね。 |
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そうですよね。 |
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── | 旬の野菜は「莢隠元(さやいんげん)」です。 |
豆か。 |
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── | 豆が続きますね。 |
こっちはすじ片側でいいですよね。 |
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── | これぼく、取らないですよ。 |
取らなくても大丈夫か。 あたまだけきちんと取れば。 そっかそっか。 |
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── | うん、大丈夫です。 すじ取らなくても。 おいしいですよね。 キュッキュッとした歯ごたえで。 |
どうやっていただくのが一番好きかなあ。 |
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── | ただ茹でて、おかかじょうゆ。 |
茹でたのがいいですね。 |
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── | アメリカには冷凍のインゲンで すでにやわらかく煮てあるものに バターをどかんと入れて チンするっていう すてきな料理があります。 |
あははは! |
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── | それは料理ではない! |
それはバター炒めの代わりって 感じなんですかね。 |
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── | でしょうねえ。ミックスベジタブルか インゲンが、定番ぽいですね。 「どっちにする?」って言われても、 どっちでもいい。 まあ茹でてバターで和えれば 洋食のつけあわせになるし、 胡麻和えなんかにもすれば和食だし。 便利ですよね。 |
『ジャックと豆の木』の豆は、これ? それとも莢豌豆? |
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こっちじゃないですかねえ。 |
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── | 調べてみましょう。 ‥‥『ジャックと豆の木』の豆は何? って、あんな豆はないけど(笑)。 雲の上に行くんですよ、だって。 |
ないない(笑)。 |
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── | 雲の上に金の卵を産む鶏を持ってる鬼がいて。 あ、鬼じゃないか、巨人か。 あれは‥‥ドイツでしたっけ? |
イギリスの童話ですよね。 |
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ベイクドビーンズの豆は インゲン豆ですよね。 |
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── | ううむ、調べがつきませんでした。 まあそもそもは「魔法の豆」ですからね。 |
あんまり季節と関係のない話題でございました。 |
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はははは。 |
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── | ありがとうございました。 次回は「麦秋至(むぎの とき いたる)」。 5月31日にお会いしましょう。 |
2013-05-26-SUN |