麦秋ですね。 |
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── | 麦秋って書くけれど 夏なんですよねえ。 |
夏ですね。 |
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麦は冬の間に伸びて初夏に収穫するから。 |
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── | 麦にとっての秋というわけですね。 いい言葉ですね。 |
米の逆ですね。 |
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── | だから二毛作ができる。 |
米と麦。 小津安二郎の映画ですね。 なんとなく秋だと思い込んでいるところがありました。 |
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── | 夏なんですねえ。そして例年ならば 「梅雨入り直前ですね」と言うところですが、 ことしは、もう、梅雨入りです。 5月なのに! |
恵みの雨と思うことにして‥‥。 |
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── | ハイ。さて、旬の魚は、 「蝦蛄(しゃこ)」です。 蝦蛄ってよく見ると、なかなか、 びっくりしちゃうすがたをしていますね。 おいしいんだけど。 蝦蛄は海にいるから 食べられると思いませんか。 陸にいたら‥‥。 |
食べたくないって思っちゃうかもしれないですね。 |
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ちょっとね(笑)。 |
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海老の仲間ですか、やっぱり。 |
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── | 「トゲエビ シャコ科 甲殻類の一種」 です。そして 「寿司だねとしてよく知られる」と。 |
お寿司ですよね! 家では料理しませんよね。 もっぱら寿司屋ですよね。 |
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家庭料理のイメージないですよね(笑)。 |
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塩と煮ツメ(タレ)、どっちかなあ。 いつも考えるんですけどね。 |
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── | 塩もいいですよ。 素材自体が甘いから。 |
寿司屋でほんとに「ガレージ」って 言う人いますよね(笑)。 |
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あ! え? お客さんでそう言ってるんですか! |
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職人さんが。 |
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ああ、びっくりした(笑)。 「ガレージちょうだい」とか 言わないよね。 |
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── | そして、「じゅんさい」。 |
これ、季節あったんですね、やっぱり。 そりゃそうだな、そりゃ、そーだ。 |
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── | 現在は野生は激減しているそうですよ。 東北地方が産地としては有名らしいですが、 伊賀の山奥でも見たことがあります。 おいしいですよね。 ツルツルッと。 |
おいしいですよね。 じゅんさい好きだなー。 京都だったら深泥池っていうところが 有名です。 |
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食べるんですか。深泥池の。 へえー! あんな都会でも。 |
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── | 「じゅんさいは秋田の郷土料理」とも。 あと、北海道にある大沼国定公園に じゅんさい沼があり、 そこで天然のものを収穫しているそうです。 |
天然かぁ。おいしいだろうな。 |
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── | 北のものなんですね。 そして、北のものがおいしいといえば、 「さくらんぼ」も! |
おー、出た! |
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さくらんぼ! |
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もう、これね。 アメリカのが入ってきちゃうと やたら長く食べられるけど やっぱりこの短い期間に頂く 佐藤錦は格別ですよね。 |
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高級なイメージがありますよね。 |
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高いですよ、国産! |
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桐箱の世界ですよ。 |
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── | ああいうブランド系高級フルーツは 腐る寸前の安く売ってるのが狙い目です。 |
それにしてもさくらんぼとか枇杷とか 初夏のくだものって、短いですよね。 おいしい期間が。 あっという間に消えていくの。 |
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── | いちど佐藤錦でジャムを作ってみたいです。 ぜいたくに、ふんだんに。 |
なるほど。どんな味だろう。 さくらんぼのジャムっていうと だいたい黒いのが多いですものね。 |
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── | あの爽やかな甘味が 残るんじゃないですかね。 |
おいしいだろうなあ。 |
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さくらんぼの名前って、 「かわいいので、擬人化した『桜坊』と呼んだ」 ところから来てるっていうのが面白いですよね。 |
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── | 『うる星やつら』にも 「チェリー」が出てきますね。お坊さん。 |
いますね(笑)。 あれは「錯乱坊」ですけどね。 |
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「チェリーボーイ」ってのは‥‥? |
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── | ええと、調べてみましょうか‥‥ あっ‥‥ほうほう‥‥ これは、「ほぼ日」では控えさせていただきます。 なかなか「そうでしたか」な謂れのようです。 ということでありがとうございました。 次回は「螳?生(かまきり しょうず)」。 6月5日にお会いしましょう。 |
2013-05-31-FRI |