21世紀の
向田邦子をつくろう。

■「久世塾おぼゑがき」16号
 ゲームにもシナリオを!


現在『久世塾』へのお申し込みを
受け付けている真っ最中なんですが、
僕がチラチラとお申し込みメールをのぞいていると、
意外(でもないのかな?)とゲーム関係の
お仕事をしている方が多いような気がします。

いわれてみれば、
シナリオといってもドラマや映画ばかりじゃなく、
ゲームにももちろん必要なわけなんですが、
今回のお申し込み状況を見て、
改めて認識させられたような気がしました。

確かに「ドラゴンクエスト」や
「ファイナルファンタジー」、
「バイオハザード」(そうそうそれにderlingの
「MOTHER」を忘れてはいけません!)など、
人気のゲームシリーズ(特にRPG系)には、
プレイヤーを飽きさせない緻密なシナリオ展開が必要です。

そういえば先日(といっても大分前)、
NHKで「鉄男」などの塚本晋也監督と
「バイオハザード」のディレクター
(お名前忘れてしまいました)の方の
対談をやっていたんですが、
その中で「ゲームっていうのは、いわゆる
“映画青年”の新たな受け口になっている」
みたいなことをおっしゃっていました
(ちょっと記憶があいまいですが……)。

今までは、学生時代から映画に情熱を燃やしつつ、
日本の映画業界全体が“棺桶に片足”状態だったため、
ドラマやCMといった、元気のあるテレビ業界や
演劇の世界に活路を見い出していた
映画監督志望のワカモノが、
実は日常一番身近なエンタティンメントである
「ゲームの世界」に新たな可能性を
見い出し始めたのではないでしょうか。

映画でもドラマでもゲームでも、
シナリオの持つ重要性は変わりません。
そしてその基本は、
みな同じ根っこから伸びているのです。
もちろん『久世塾』では、
ゲームライター志望者も熱烈歓迎中!
皆さまからのお申し込み、
心よりお待ちいたしております。

それでは。

文責 さとう

★久世塾正式サイトへのアクセスは
 http://www.kanox.co.jp/へ。

2000-04-25-TUE

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