■「久世塾おぼゑがき」67号
「久世塾」は、忘れた頃に…
【現在、「久世賞」及び「糸井賞」を
受賞された4名の方々に、ネットドラマ用の
脚本を書いていただいております。
さぁいったい誰のどんな作品が選ばれるのか?
続報はまた来週!(くらいかな?)】
なんていっていたのがもう二ヶ月ほど前。
季節も変わり、いつの間にかすっかり寒くなってきて、
“来週!”どころじゃなく
“再来月!”になってしまいました。
皆さま大変ごぶさたいたしております。
『久世塾』、まだ続いておりました。
さて件のネットドラマですが、4名の中から結局
「糸井賞」を受賞した岡本貴也さんが選ばれ、
受賞作の「降霊!同窓会」という作品を
リライトするということになりました。
現在、カノックスの高野プロデューサーと
綿密な打ち合わせを重ねながら、
来年2月(くらいを予定!?)のオンエアに向けて
着々と筆を進めているようです。
さらにこの岡本氏は、ネットドラマ以外にも
今話題のBSデジタル放送の
とある番組制作に関わったりして、
今やすっかりプロとなっております。
他にもすでにテレビの現場に出入りしている
卒業生も数名おり、『久世塾』第一期生、
ギョーカイのアチコチでがんばっているようです。
そして、10月末発表!といいつつ、
こちらも大幅に遅れておりました
「久世賞 オンライン部門賞」(「オンライン講座」の
受講者から選ばれる賞です)の受賞作が、
この度やっと決まりました。
1200名を越える「オンライン講座」受講者の
中から選ばれたのは、東京に住む青木邦子さんの
「かわたれ時に」という作品。
“超奥手な女”と“超奔放な女”という、
極端に対照的な性格の二人の幼なじみが、
お節介や早とちりや、ちょっと不器用な恋をしながら
前向きに輝いていこうとするストーリー。
タイトルの「かわたれ時」とは、
まだ夜が明ける前の薄暗い時間のこと。
と、僕も初めて知りましたが、手元の辞書によると、
語源は、薄暗くて「彼(か)は誰(たれ)か?」と
尋ねたからということらしいです。なるほど。
受賞者の青木さんからは、
【ただもう、「嬉しい」のひと言です。
これからも書いていく勇気とエネルギーが湧いてきます。
本講座の受講料が捻出できず、
それでもとオンライン講座にしがみついて
本当によかった。若い新人の方が活躍するなか、
若くない新人をめざす私は、
打たれ強さと粘りで書いてきました。
とはいえ、幾度も挫折感によろめきました。
この作品は、「書きたい」という思いを
久世塾長にぶつけるつもりで応募したものです。
決してきれいにまとまってはいませんが、
私の「思い」が、選考してくださった先生方に
届いたのなら、勇気百倍です。
心から、ありがとうございました。】
との熱いメッセージをいただきました。
青木さんとは一度もお会いしたことも、
お話ししたこともないのですが、
顔の見えていた「本講座」の受講生とは違い、
文字通りオンライン上でしか交流のなかった
「オンライン講座」受講生の方とのコミュニケーションは、
またひと味違った味わいがあります。
青木さんとは今月カノックスで行われる授賞式で
初めて顔を合わせる予定です。
これまた楽しみなことです。
受賞作「かわたれ時に」に興味のある方は、
『久世塾』のオフィシャルサイトに
プロットが掲載されていますので、ぜひともご覧ください。
ではまた、“忘れた頃”に。
それでは。
文責 さとう
★久世塾正式サイトへのアクセスは
http://www.kanox.co.jp/へ。
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