■「久世塾おぼゑがき」49号
ところで、あの3人は?
「何か先生のお好きなモノでも
ご用意しようかと考えておるのですが……」
「いやいやそんなお気遣いはご無用ですよ……
しかしまぁ、あえて申しますと
紅茶とクッキーなんかはわりと好きみたいですが」
それは紅茶とクッキーを出せということだな。
「あっ、そうですか。なるほどわかりました。
では、当日お待ちいたしております」
で、当日。
マネージャーさんのおっしゃるとおり、
前日に池袋の西武で
40分悩んで買った紅茶(ダージリン)と、
某スタッフおすすめのクッキーをセッティングし、
大石静先生の控え室にしずしずとお持ちしたのですが、
「あっスミマセン、講演前は
何も口にしないことにしているんですよ」とひとこと。
「……そうですか。ではまた講演後にでも
お召し上がりください」
しかし結局、そのクッキーは甘いモノ大好きの
某スタッフの胃袋に消えてゆきました(もちろん紅茶も)。
あぁ、あの40分はいったい……。
なんてこともありましたが、
第二回『久世塾』も何とか無事終了いたしました。
特別講演会も久世塾長と大石静先生の、
まるで掛け合い漫才(!?)のような
息のあった楽しいムードで、
ドラマ制作のウラ話を交えながら、
脚本執筆のコツや苦労話などを語っていただきました。
さて、後半の各クラスでの講義には
今回も3人の“座付き女優”が参加しましたが、
ここで彼女たちが何故に『久世塾』に
参加する事になったのかをご説明いたしましょう。
まず紫組の田中千絵さんですが、
彼女はあの「寺内貫太郎一家」が総出演する
某電話会社のCM(関東地方のみ)に、
浅田美代子さんの娘役として出演しているのが縁で、
「ちょっと手伝ってみるか」とばかりに久世さんから
声を掛けられました。
ここだけの話、大石先生が脚本を担当する
次回の朝の連ドラ「オードリー」のオーディションでは、
ヒロイン候補として最終まで残っていたということです。
控え室では大石さんから「残念だったわね」と
声を掛けられていたのが印象的でした。
余談ですが彼女のお父さんは
メイクアップアーティストのトニー田中さんです。
ちなみにあるスタッフはトニー谷さんと間違えて、
「へぇ、若い娘さんがいたんだなぁ」と
妙に感心していました。
次に桃組の板倉香さん。
ニューヨーク生まれでモデル出身
(「CanCam」などで活躍)。
彼女の場合は、所属事務所の社長である
石田ゆり子さん(太鼓好き)が、
今度久世塾長演出のドラマに出演するのが縁で、
本塾に推薦されてこられました。
彼女は今井美樹さん主演の「ブランド」に、
ちょっとわがままな女優役で出ていたので、
「あ〜、あの娘ね」とお分かりの方もいるかと思いますが、
僕は見ていなかったので知りません。
その代わり、土曜の夜中にNHKでやっている番組で、
小林克也氏とともに英語でなにやらしゃべっている姿は
たまに見掛けます。
そして最後に紅組の須藤温子さん。
藤谷美紀や佐藤藍子など数々の美少女を生み出した
【全日本国民的美少女コンテスト】で
見事グランプリを受賞し、芸能界に鮮烈デビュー。
現在テレビ東京系の「64マリオスタジアム」という番組で
渡辺徹さんとともに司会をやっています。
そして彼女の所属事務所はあのオスカー。
今回は『久世塾』のウワサを聞きつけた事務所側が
「ぜひウチの須藤に久世さんのご指導を」とばかりに
熱烈ラブコール。
その声が届いたのか今回最年少での
『久世塾』参加となりました。
しかし事務所が大きいとスタッフも多い。
控え室でも一番多くの取り巻きに囲まれて、
真ん中で小さく座っています。
でもまだ学生さんなので、
前回の講義には制服で登場(学校帰り?)。
控え室では黙々と宿題をやっていました。
とまぁ、三者三様それぞれに
カラーの違う女優さんたちが集まって来られていますが、
いまだ皆さん和気あいあいとはいっていない様子。
次回は8/5(土)の講義に参加されますが、
その時にはどうなることやら(ちょっと楽しみ!)。
以上、『久世塾』楽屋ウラ情報でした。
それでは。
文責 さとう
★久世塾正式サイトへのアクセスは
http://www.kanox.co.jp/へ。
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