お披露目篇

ホームのユニフォームを
つくろう委員会

みなさん、家で何を着ていますか?
そのままパジャマにもなるような、
らくちんスタイルでずっといられればいいですが、
そういうわけにもいきません。
料理、そうじ、洗濯、庭いじりなど、
家にかかわる仕事はけっこう多いし、
スーパーやコンビニに出かけたり、
ときにはお客さまが来られることだってあります。
そういうさまざまに対応した、べんりでおしゃれな
“ホームのユニフォーム”をつくるため、
6人の勇者が立ち上がりました。
これは、LDKWAREが生まれるまでのメイキング記録です。
撮影:関 めぐみ 
協力:YAECA HOME STORE

04

ついに完成! お披露目会をやりました

ほぼ日
みなさんにお集まりいただいてから、
実はもう1年になります。
本日は、長田さんと菅野さんは、
残念ながら所用があって参加できないのですが。
かわりに田仲さんがモデル役で来てくださいました。
田仲
よろしくお願いいたします。
一同
よろしくお願いします。
ほぼ日
さて、ずいぶん時間が経ってしまいましたが、
ようやくサンプルができました。
これです!
一同
おおー。
パチパチパチ(拍手)。
ほぼ日
では井出さん、ご紹介いただけますか。
井出
はい。
今回「ユニフォーム」というキーワードがあったので、
洋服というよりも、道具という感覚でつくりました。
この委員会でのみなさんの意見をふまえて、
好きに組み合わせて、アンサンブルで着られるように、
すべておなじ素材、おなじ色でつくっています。
岡尾
いま井出さんが着てるのも、そうですか?
井出
はい、ひとつ前のサンプルですけど、そうです。
アイテムは、いまわたしが着ているプルオーバーシャツ、
スモックドレス、エプロン、それにコートが2種類です。
メンズ、レディスともワンサイズで、
色はいろいろ検討した結果、白と黒にしました。

プルオーバーシャツ+エプロン+コート

ほぼ日
せっかくだから着ていただきましょう。
まずはシャツからいきましょうか。
田仲
はい。
井出
プルオーバーシャツは、レディスとメンズがあります。
動きやすいように、丈は短かめに、身巾は広くして、
あとは脱ぎ着しやすいように、
脇のスリットをちょっと深くしています。
岡尾
かわいい。
冷水
似合ってる。
井出
その上からエプロンしてみましょう。
冷水
あっ、さらにかわいい。
岡尾
やっぱり前紐にすると、かわいいです。
黒田
ポケット、2つに分かれてるんですね。
大きいから何でも入りそう。
井出
さらにその上からコートを。
井出
こちらはAラインの、ややフェミニンなデザインです。
白のみで、レディスオンリー。
岡尾
ああ、全身白って、いいですね。
冷水
もしもジャムとかとんじゃっても、かわいいよね。
岡尾
わたしたち、なんか野次馬っていうか、
たまたま居合わせた人みたいになってる(笑)。
冷水
「あらぁ、なんか撮影してはるわぁ」みたいな(笑)。
ほぼ日
いやいや、素直な感想だし、いいと思います。
黒田
素材はコットンですか?
井出
はい、コットン100%です。
でも、ふつうはアウターで使うような、
かなり厚手の生地を使っています。
岡尾
ハリがありますね。
かなり高密度に織られている?
井出
はい、すごく高密度です。
冷水
シミがつきにくそうな気がする。
井出
あ、たしかに、生地が水分をはじくから、
染み込みにくいかも。
黒田
汚れにくい。
井出
はい、あとは、擦れにすごくつよいです。
冷水
いいですね。作業着にぴったり。
井出
もう1つのアトリエコートは、ストンとしたシルエットで、
何の上からでも羽織れる、ゆったりしたサイズ感です。
冷水
こっちもすてき。
岡尾
この格好で、そのまま外に出られますね。

メンズが着るエプロン+アトリエコート

井出
アトリエコートはメンズサイズもあるので、
黒田さん、着てごらんになりますか?
黒田
はい。
井出
あ、まずエプロンからにしましょうか。
黒田
ぼくがこれでコーヒーミルとか持ってたら、
ワケあり喫茶店の主人風ですね(笑)。
岡尾
ワケありって(笑)。
井出
エプロンはフリーサイズなので、
どの体型の人でも着られるぐらいにつくっています。
男の人は、紐は後ろで結びますよね、きっと。
黒田
後ろですね。
井出
アトリエコートも着てみてください。
井出
わあ、似合いますね。
冷水
家から着てきたみたい。
岡尾
庭師が、ちょっとお昼に出かけるところ(笑)。
冷水
色が、渋くてカッコいい。
岡尾
この黒の色がね。
井出
黒がちょっとだけ褪せた、スミ色にしています。
真っ黒だと、つよすぎちゃうので。
黒田
真っ黒は、わりと見ますよね。
このスミ色、なじんでいいですね。

スモックドレス+エプロン

井出
次はスモックドレスです。
岡尾
これはもう、好きな人がいっぱいいそう。
冷水
ゆったりしていて、ラクそうですしね。
井出
委員会のとき話に出ていた、
かっぽう着とかスモックから連想したアイテムです。
レディスのみで、色は白もあります。
この上から、エプロンしてみると‥‥。
冷水
あら、すてきなカフェの、すてきな店員さんみたい。
岡尾
はい、すてきです。
スモックドレスだけだと、ふわっとしてるけど、
エプロンをすれば、キリッとしますね。
ほぼ日
冷水さんも、エプロンをぜひ。
井出
そうそう、本物のエプロン姿ってやつを、
見せてやってください(笑)。
冷水
わ、プレッシャー。
黒田
キッチンに立ってもらったほうがいいんじゃないですか。
井出
そうですね。
じゃあ、いままで白だったから、黒で。
黒田
さすが、似合う。
岡尾
かわいい。 てるてる坊主みたい(笑)。
ほぼ日
使い勝手はよさそうですか。
井出
それ聞きたかったんです。
エプロン、どう?
冷水
丈もちょうどだし、紐が軽くていいです。
ポケットが大きいのも、使いやすいですね。
井出
ポケットは分かれてていい?
冷水
いいと思います。
入れたものがあんまり動くと、なんかね。
黒田
そうだね、入れるものによっては危ないし。
冷水
ポケットの位置もいいかも。
紐とポケットがおなじ位置にあるエプロンって、
前で紐を結ぶとポケットが使えなくて。
井出
ああ、そうか、紐でフタしちゃうんだ。
このポケットは、ちょっと下げ気味だから。
冷水
うん、ちょうどいいです。

おなじ職場の3人くらいが着て、
外を歩いてるとカッコいい。

ほぼ日
ひと通りラインナップを紹介したところで、
お1人ずつ感想をいただけますか。
こういうときだったら使ってもいいかなとか。
岡尾
デイリーで気がるに使えると思います。
それでいて、きちんと料理とかおそうじする
気持ちになれそうな気がして、そこがいいですね。
あとは、着た感じが軽いのがうれしいです。
冷水
そうそう、エプロン、岡尾さんが言ったとおり、
まるで着てないみたいな感覚でした。
そういうのがベストだと思います。
何にでも合わせやすそうなのも、いいですね。
井出
わあ、よかった。うれしいです。
冷水
あ、あと、洗濯もしやすそう。
井出
そうですね。 高密度に織られたコットンなので、つよいし、
洗ってもそんなに縮まないと思います。
だから、洗濯は回数を重ねても、だいじょうぶ。
冷水
洗うとくたくたになるんじゃなくて‥‥。
井出
パリッとしますね、洗うと。
岡尾
それが気持ちよさそうですね。
洗いざらしで着る感じが。
冷水
シャキッとした気分になります。
ほぼ日
黒田さんはどうですか。
黒田
スミ色は男の人にすごくおすすめです。
それと、生地がしっかりしてるので、
わりとハードな仕事でも使えそう。
ワークウエアには、体を保護する役目もあると思うんです。
今回の服は、コートの袖にボタンが2つあって、
袖口の開き加減をアジャストできたりして、
一見ゆるいシルエットに見えても、
そのへんがちゃんとしてるので、安心です。
冷水
ぜんぶゆるいと、引っかかっちゃいますもんね。
黒田
あとは、さっきも話にありましたが、
そのままぶらっと外に出ても恥ずかしくない。
岡尾
むしろ、積極的に外に着て行きたくなる感じがあります。
ほぼ日
ほんとうですか。すばらしい。
黒田
どこかのカフェとか、おなじ職場の3人くらいが、
これを着て外を歩いてるところを想像すると、
カッコいいなって思います。
井出
ああ、カッコいいですね。
その、ユニフォーム的な感じが。
ほぼ日
いかがでしょう、「ホームのユニフォーム」、
できたんじゃないでしょうか。
井出
はい、できたと思います。
岡尾
デビューがたのしみです。
冷水
そのときは、教えてくださいね。
井出
はい、もちろん。
ほぼ日
それでは、みなさん、
長きに渡って、どうもありがとうございました。
発売をたのしみにしていてください。
一同
ありがとうございました!

(おわりです)