その1051 (2006-12-31)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


つい先日の仕事上がり。クタクタで自宅マンションまで帰ってきました。ドアを開けようとしましたが、困ったことに鍵が差し込めないのです。「おっかしーなー」とよく見たら‥‥カギでエレベーターのボタンを一生懸命つついていました。まずは部屋にたどり着かねば。(あきらわん)


お弁当に入れる卵焼きを作ろうとして、やっつまいました。いつものように卵を割り、砂糖を入れ、醤油の隣にあったサラダ油の容器を持って、卵にたらしてました。どうせ油はつかうんだから、とそのまま焼いてみました。いつもよりスポンジ感が楽しめました。(春巻き)


私が新入社員だった頃、仕事が終わって更衣室でのこと。お局様的存在の方が「うしろ、しめて」と言われたのでははーっという感じで背中のファスナーを上げてさし上げたところなぜか爆笑されてしまいました。うしろのカーテンをしめて欲しかったそうです。(そんな私も43歳)


ダンナが会社用サンダルを買いました。意気揚々と会社に持って行った日、出社してすぐにメールが来ました。「サンダルが両方左なんだけど、どう思う?」お店の入れ間違いでしょうね。メール見ながら爆笑でした。(にゅう)


何年も前のまつがいです。車で帰宅し車庫のシャッターを開けに車外へ出て、車をしまおうと‥‥乗り込んだ席が、なんと後部座席!それもドアを閉めてからハンドルのない事に気づき‥‥。降りようとしたのですが、人の視線を感じたので慌てて地図を広げたことがありました。(地図を広げるのも変だよね〜)


朝、玄関の掃除をしていると、落ち葉があったのですぐ掃きました。なのに、掃いたはずの落ち葉が、見るとまた落ちてます。勢いが強すぎたからかな〜と、今度はさあっと軽く掃きました。ちりとりに入ったかに見えましたが、ちりとりを動かした瞬間に、またもその葉っぱが落ちてしまいました。三度目の正直、今度はさらに軽く掃き寄せました。すると、葉っぱがもぞもぞ動いた後、ばたばた飛び出しました。よく見れば、葉っぱそっくりな蛾でした。すまんのう、三度も掃いたりして。(葉隠れ)


昭和40年代の話です。妹が生まれたとき、私は3歳でした。退院してきた妹の顔を見て、「こんなにかわいい子が妹だ」と私も子どもながらに誇らしい気持ちでいっぱいになっていました。家族や親戚も集まって、みんなでお祝いしているとき、「ごめんください〜」とお客さんの声。玄関に行ってみると、サルみたいな不細工な赤ちゃんを抱っこした女の人が立っていました。その女性は、「病院から来ました。赤ちゃん、間違えていたんです」みたいなことを言うじゃありませんか。なんだかやりとりがあったと思うんだけど、家族は「ああそうですか」とかわいい私の妹を渡し、かわりにサルの赤ちゃんが残りました。病院で取り違えて、かわいい赤ちゃんは妹じゃなかったようです。サルの赤ちゃんがうちの妹なんですって。「こんなサルみたいな子、妹じゃない〜!」号泣するあたし。またしても、ほうっておかれました。サルはだんだん人間っぽくなり、あたしに似ているところがでてきて、やっぱり妹だなとわかりました。今では、声がそっくりです。この話をすると、みんなびっくりして「それって大問題じゃないの」って言うんですが、あのとき、我が家ではこともなげに「ああそうですか」って感じだったと思うんですよね。(いま思えば、家に直接来る前に電話連絡とかあったと思いますが)記憶違いかと思って母親に聞いたら「あーそうそう間違えてた」と言っていました。(サルのおねえちゃん)

みなさまからの投稿も募集中です。ぜひ、お気軽にご参加ください!
ページトップへ
前へ 次へ
感想を送る    
ほぼ日のTOPへもどる