その1171 (2007-04-30)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


私の名字は、奥州の戦国武将と同じく「伊達」。しかし有名ながらも馴染みの薄い名前なのか、各所でまつがえられます。この前、宅急便のドライバーさんが玄関で、「いとう‥‥いて‥‥いたち‥‥!」と必死で呼んでいらっしゃいました。しかし最強のまつがいは、電話で名前を言った時。「戦国武将の伊達政宗の『伊達』です」と言ったのに、届いた送り状にはカタカナで「ラテ」と書いてあった。コ、コーヒー‥‥?(緑茶派純日本人)


「ノツ」と申します。今私が住んでいる地域ではこの苗字が珍しいようで、電話などで名前を伝えて予約する時などほぼ間違いなく聞き返されます。「マツ様ですか?」と言われることが多いです。が、高速バスの予約をした際に珍しく聞き返されなかったのでやっと聞き取ってもらえた!とチケットを買いに行くと、チケットには「モツ」と‥‥。友達に美味しそうな名前だねと言われました。(博多だけに)


平塚さんという同僚にかかってくる電話はいつも「戸塚さんいらっしゃいますか?」とか「藤沢さんいらっしゃいますか?」とか「えーーっと‥‥大船さん??」みんなちょっとだけ惜しい‥‥たしかに東海道線?(miho)


お客様の名前がなかなか思い出せなくてサーカスみたいな名前で、ボリショイじゃなくて‥‥と思って出てきたのが「サルティンバンコさん!」シルク・ドゥ・ソレイユつながりだったんだけど、本当は「アレグリアさん」でした。本人が来る前でよかった‥‥。(あゆた)


友達と普通に会話していたときのこと。友人「ねえねえ、ねむ」私「???」友人「あ、犬の名前で呼んじゃった」長く生きてきましたが、犬の名前で呼びかけられたのは衝撃でした。(本当の名前はユリ)


ある日、父は仲よしの同僚、ハマさんと、会社でこれまた仲よしの同僚、田村さんの話を電話をしていたところ、ハマさんに向かってついうっかり「タマさん」と呼びかけてしまったそうです。「俺は、ネコか」とはハマさんの弁でした。(居残りラクダ)


妹には「アベちゃん」という同僚がいます。そんな妹は、母の友人のアベさんと初めて会った時、その人のことを思いっきり「アベちゃん!」と呼んでました。母もびっくりしてましたが呼んだ妹はもっとびっくり。アベさんは「あら、お友達みたいでうれしいわぁ〜」って言って笑ってくれましたが妹は慌てて事情説明してました。(こっちも冷や汗)


朝礼で中途入社されるの方の紹介がありました。小企業なので、社長(かなり高齢ですがカクシャクとしてます)がじきじきに紹介します。最初に履歴書を見ながら名前と出身校を朗々と読み上げました。そのとき確かに名前は「小野瀬」さんと聞きました。次に社長は、所々お名前を挿入してけっこう長々と経歴を説明。が、よくよく聞いていると、「え〜、この小野田くんは○×△で‥‥。また〜、小野田くんは○×△で‥‥」小野瀬さんの名前はすっかり「小野田」さんに変換されています。まつがってるなと思いつつも、社長には誰も口を挟めません。経歴紹介が終了すると社長は言いました、「では、小野塚くんからみんなに挨拶を‥‥」どれが本当やねん?と心の中で社長に突っ込みを入れつつご本人の挨拶に耳を傾けると、「ただいまご紹介にあずかりました、小野瀬と申します‥‥」バツが悪そうで心なしか元気のないあいさつでした。(どすこい)


それはまだ私が花も恥らう中学生の乙女のころ‥‥。一通の手紙がとどきました。そう。いわゆるラブレターというもの‥‥。「○○様××より」私の名前は「純」です。私がその手紙をどうしたか‥‥ですって?いま、私は「××純」ですが、なにかあると今でもこのことを言ってやりますとも。ハイ(純)

みなさまからの投稿も募集中です。ぜひ、お気軽にご参加ください!
ページトップへ
前へ 次へ
感想を送る    
ほぼ日のTOPへもどる