その1330 (2007-10-06)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


夫の健康を考え、綺麗に詰めたお弁当。仕上げは、炊きたてご飯に白ゴマをたっぷりかけてあげよう。鼻腔をくすぐるよい香りに手元をみれば、弁当箱の端から端まで、「だしの素(カツオ)」が盛られておりました。(顆粒タイプは湯気でも溶ける)


この間、購買部でおにぎりを買った。一つ目は「ちりめんおかか」でもう一つは「鮭」をチョイス‥‥したはずだったのに、私が買ったおにぎりはなんと「ちりめんおかか」と「鰹」!どんだけかつおが好きなんだよ!しかも当たり前だけど味にてる!ほとんど具の形状が違うだけ!おいしかったけど切なかった。(おかか)


上司から「ポストに出しといて」と封筒を渡されました。ちょうどお昼休みになったので、(下のコンビニにポストがあるから、お昼を買うついでに出そう)と封筒を持って買い物を済ませ、レジの下の穴に封筒を突っ込んだところでおかしいと気付きました。ポストなのに赤くない!そして中に丸められたレシートが入っている!固まった私に、レジのお兄さん達が満面の笑みで「あちらです!」レジの下にあったのはゴミ箱、ポストは入り口正面に設置されていました。危うく、上司から預かったものを捨て去るところでした。(春巻き)


中学生の頃、制服のスカートの下に部屋着のズボンを履いたまま登校した事が何度かあります。間違うのは決まってタイツ着用の季節。当時履いていたのは、薄めのコーデュロイ素材で細身の黒いズボン。朝はこの中にタイツを履いていました。「今日はなんだか足があったかいな‥‥?」と足を見ると‥‥ズボン脱ぎ忘れなのです。路線バスの中で気付いて後ろの座席でこっそり脱いだり学校のロッカー室で気付いて誰もいないうちに脱いだりしていました。(愛用タイツは80デニール)


同僚との帰り道、ふと見ると、同僚のスカートの下から数cm、紺色の生地が出ていた。「なんか出てるで」「?」よく見ると、会社の制服の紺のスカートだった。彼女はスカートonスカートで駅の改札まで歩いてきたのだった。彼女いわく「ワンピースやから、ウエストにしまりがなくて気がつかへんかったわ。でも前は家までこのまま帰ったで〜」との事。翌日、会社の更衣室で着替えながら「スカート脱ぎや」と笑いながら話していたらその話を聞きつけた他の女子社員が「私もはいて帰った」「私も!」「私も聞いたことある〜」‥‥大丈夫か、この会社。(出版社ってこんなモノ?)


今は亡き祖母から聞いた、明治の終わり頃の話です。まだほとんどの人が着物を着て暮らしている時代でした。ある時、学校で「明日は体操というものをやるので、お父さんかお兄さんのサルマタを持ってきなさい」と言われたそうです。「体操」というモノが何なのか、サルマタをどうするのかわからなかったのですが、とにかく祖母は言われた通り、父親のサルマタを持って行きました。翌日になり、「体操をするので、みんなサルマタをはいて外に出なさい」と先生に言われ、みんなその通りにしたのですが、ひとりだけ泣いている子がいたそうです。先生がどうしたのか聞くと、その子は下を向いたまま風呂敷包みを差し出し、先生が開けてみると中には「越中ふんどし」が入っていたそうです。(花色木綿)

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