その1407 (2007-12-22)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


鏡を見ながら、睫毛をビューラーで上げていると眉毛が伸びてるような気がしたので、ハサミに持ち替えて睫毛をジャキっとやっつまいました。(んときゆ)


海外生活10年、車の運転はできない。そんな兄が日本に一時帰国した際、母と買い物に行こうとして、運転席に乗り込んで、しばらくぼんやりした後、腕組みをした時に鳴ったクラクションでまつがいに気付いたそうです。アメリカは、右側に助手席があるから、考えもせずに乗り込んだらしい。(カナコ)


今朝のまつがい。母とふたり、慌ただしく出かける準備をしながら前夜の口喧嘩の続きをしていました。いらだった様子で歯ブラシにねりねりとチューブを絞り出しながらも母の文句は続きます。「せやからアンタはそういうとこ、ええ加減やねん!‥‥うっ!」突然呻いて、洗面台の前で顔を洗おうとしていたわたしを突き飛ばし口をすすぐ母。お察しの通り、歯磨き粉と洗顔料をまつがえたのでした。そして、一瞬呆気にとられながらも「大丈夫?」と母を気遣うわたしの手の平には、歯磨き粉が2センチばかり絞り出されておりました。お互いのまつがいに、喧嘩も忘れて吹き出しました。(似たものチューブ)


夕食に麻婆豆腐を作ろうとしたときの事。サラダオイルが切れていたので、オリーブオイルを使いました。香り付け用に最初にいためる長ネギが切れていたので、万能ねぎの根元の白い部分を使いました。味つけをしようとして、味噌を切らしていたのに気づき、を使いました。和洋中、どれとも判断のつかない料理が完成。夫いわく「うまいけど、断じて麻婆豆腐じゃないな」(モリノク)


駅のホームの待合室に、知らない人の後に続いて入っていきました。私の後に続く人はいなかったのでドアを閉めようとスライド式のドアを引いたのに、びくともしません。建てつけがひどく悪いのか、ドアが激しく重いのか、どれだけがんばってもドアが閉まらないんです。待合室にいる人たちの視線が気になってきたし、思いきってドアを放置して立ち去ることにしました。すると、ドアは勝手に閉まりました。センサー式の自動ドアでした‥‥。(ひばり)


私の通う幼稚園の制服はスモックに紺の半ズボンでした。ある日、終わりの会が近づいてきた頃、自分が制服のズボンをはいてないことに気づきました。スモックの下は紺の毛糸のパンツだったのです。朝、着替えたときにズボンを穿き忘れていたようです。紺色だったので、誰にも気づかれなかったようですが、その事実に気づいてしまった自分は体育座りでスモックに膝を入れ、頭を伏せて毛糸のパンツを見つめながら早く家に帰りたいと思っていました。帰りもスモックを必死に下に引き下げて帰った覚えがあります。二十何年も前の事ですが、未だに鮮明に覚えております。(モチャ)


何年か前まで駅員をしていました。自動改札の監視をしていた時、特急券の取り忘れが。あと数分で発車の列車だったので、急いでホームへ届けに。人が少ない時間だったので、ちょっと横着してエスカレーターをダッシュで駆け上がろうとしました。でもいつまでたってもホームに着かない。爆笑の声で立ち止まると、下りエスカレーターを走っていました。帽子をかぶってると視界が狭いので気付きませんでした‥‥。無事に発車前に切符を渡せましたが、そのお客様はさっきの爆笑していた人‥‥。なぜか悔しいような気持ちと、いたたまれない恥ずかしさで帰りもダッシュで立ち去りました。(良い旅を)


美容院で、シャンプーして、パックして、美容師さんと盛り上がって話して、はたと。私「髪、切りましたっけ?」美容師さん「一番最初に切ったじゃないですか!‥‥こないだ、そういうおばあさんいたらしいですけど‥‥」28歳でそういう人は初めてだそうです‥‥。(業務用ココア)

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