その1510 (2008-04-03)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


息子の小学校の卒業式。校長先生がはなむけの言葉を言われる中で「保護者のみなさま」が「ほごしゃま」に‥‥。涙の保護者席で笑いをこらえるのに必死でした。(式は感動した母)


それは、娘の卒業式予行練習の時の事。副校長先生が、「起立・礼・ちゃくしょく」とまつがってしまい、生徒たちは大爆笑。そして翌日、卒業式本番。やっぱり副校長先生は、まつがって「起立・礼・ちゃくしょく」式場中、肩をひくつかせ、笑いをこらえている先生や生徒がたくさんいたそうな‥‥。(おお笑いした娘の母)


もうすぐ大学の卒業式です。式で正装する話をしていた学生が、「ほら、韓国の‥‥チョモランマ?」チマチョゴリ、と言いたかったらしいです。(チョモランマは山)


私の小学校は、6年生は卒業が近くなると、お昼の時間にそれぞれグループで「卒業放送」という記念放送をやる決まりでした。私が6年生の時、教室のテレビでは卒業放送が続いていたのですが、教室では給食も終わり、片付けや昼休みやらでほとんどの児童が卒業放送を無視して騒いでいました。そこへやってきた教頭先生が、怒って言い放った一言。「そんなんなら卒業放送なんて、やめちゃま!」以来、私たちの学年では教頭先生は「やめちゃま」と影で呼ばれ、同窓会をすると必ず話題にのぼります。(east)


保育士をしています。勤務して初めての卒園式での園長先生の言葉。「たんぽぽの花が綿毛になって飛んで行くように、みなさんも旅だっていきます」とおっしゃりたかったんだと思います。しかし、口になさったのは「たんぽぽのはなげも‥‥」でした。別れの涙で満たされていた会場が、笑いをこらえた沈黙に包まれました。卒園式の練習が始まるこの季節になると思い出します。(べる)


今日は高校の卒業式でした。式の最後に、卒業生全員で別れの歌としてスピッツの『空も飛べるはず』を歌ったのですが、式次第に書かれた歌詞が「君と出会った奇跡がこの胸にあふてれる」になっていました。歌っている途中でそれに気づいた私は、厳粛な雰囲気とこの間抜けなまつがいの組み合わせに笑いがこらえきれず、それ以上歌い続けることができなくなり、結局笑いをかみ殺して立っているだけになってしまいました。聞いた話によると、式の前日、去年の歌の歌詞を間違えて印刷してしまいあわてて修正していたらしいです。ダブルでまつがい!(焦りは禁物)


春は引越しのシーズン。我が家も3月末で今の部屋を引き払う予定です。そんな中、私の実家から3月末にお花見に、との誘いがありました。うーん、一番忙しいときだし、無理かも‥‥と思った夫の一言。「えぇ、行きたいのはよもやまなんですが」おしかったね。(ゆか)


桜のニュースを見てると、妻が、「あれもソメイヨシコ?」と尋ねました。ソメイヨシノも微妙に人名っぽいけど、「ヨシコ」は、なんだ呼び捨てかよという感じでした。(よし子さん)


春だけれどまだまだ寒い、そんなある日母は言いました。「あ、灯油に灯油いれといてー」(О・Y・A・J・I)


春の日差しで、ポカポカ陽気だった翌日、雨で気温が低く、ちょっと肌寒いくらいだったのでその事を言おうとしたら「寒い」と「涼しい」が一緒になって「今日は、さむしいですね〜」と言ってしまいました。「何かあった?どうしたの?」と心配されました。(「寂しい」と聴こえた?)


晴れたり雪が降ったりな今日の天気。「雲の流れが速い」と言おうとしたら「流れ」と「速い」が混ざってしまい「雲のはやれ‥‥」と言いまつがいました。(3月の雪)

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