その1811 (2009-01-29)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


友達が言いました。「この前正月でバタバタしたのにもう鬼まきだ!」いくら忙しいからってどさくさに紛れて鬼はまかないでほしい。(まくなら豆)


小学校1年生の担任教師です。もうすぐ節分。国語の時間に節分の様子を描いた絵を見ながら、「これは、何をしているところかな?」と質問。ほぼ全員の手が挙がる中、いちばん張り切っているM君を当てました。満面の笑顔で彼の言ったことばは、「はい、おにまきです!」思わず、黒板に向かって肩を震わせてしまいました。「鬼」をまいたりはしないのよ、M君!(1年生は宇宙人)


「鬼ようこそー」と、鬼を招いていた女の子がいましたが、うちの3歳の息子は「福はムチ〜」と、福のほうまで追っ払っていました。(モコ)


駅前のコンビニで肉まんを買ったところ、レジの女性が先ほどまで先輩に指導を受けていた初めてのバイトだったようで、先輩に「さぁついに出番がきました」とはやしたてられ、言われたようにぎこちないながらも肉まんをとりだし、包み、僕に差し出して、「皮でお包みしますか?」と。‥‥えぇ、そりゃまぁ、肉マンですから。(ゆーじ)


数年前、友人の経営する小さな会社が、詐欺の被害に遭った。困り果てる姿を見て、懇意にしてくれている友人弁護士がいるから紹介しようか?と話を振ると、「その弁護士さんは、すごわん?」と、大真面目な顔で言った。一瞬、意味が解らなかったけど、すぐに凄腕と辣腕の合成語であることに気づいた。(ひよ)




担当教授が「うちの学生は一緒に酒を飲んでくれない」とよその先輩にこぼしていたと聞かされた友人は、「飲みたくないわけないじゃないですか!」と言いたかった所を、あせって「飲みたいわけがないじゃないですか!」と言ってしまいました。彼女は「二重否定は難しい‥‥」とつぶやいていました。(教授には言わないでね)


クラス会のあった晩、家に帰ると、私の分のアップルパイが残してあった。夫の横で、そのパイを食べた。真っ二つに切ったリンゴがごそごそ入っている。おいしい。そして思わず言ってしまった。「このリンゴアップルパイがたくさん入ってておいしい」夫に、「おい、まだ酔ってるぞー」と言われてしまった。(ワイン一杯しか飲んでないのにぃ)


私の友人は「がんじがらめ」と言うところを、「がんがらじめ」と言います。状況的にはピンチのはずなのに、なんだか楽しい気持ちになってしまいます。(料理の名前っぽいね)

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