その1874 (2009-04-02)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


私の母の話です。ある日、家のかばんや袋物をかたしていた時「それ、ヌンチャクになってるから便利よね!」って。あー、きんちゃくね‥‥。(うみかぜママ)


母が、本にのってる料理人を「この人、皇室の御用聞きなんだってよ」ってお母さん、それを言うなら御用達。御用聞きは三河屋のサブちゃんですよー。(ニセ女官)


先日、スーパーでプリンを買いました。レジの女性の方が言いました。「プリンはおつけしま‥‥(あ)」だいじょうぶですよ、スプーンは要りません。(さるさる)


あるアイドルが視聴者に呼び掛けました。「テレビをみらんのごらさん‥‥」たぶん、テレビをご覧のみなさんと言いたかったんでしょうね。(仁Love)


映画館の受付嬢をしていたとき、かかってきた電話には「はい、○○映画館です」と出て、来場客には「いらっしゃいませ」と言うことになっていました。最初はよかったのですが段々疲れて混乱してしまい、切符を持って入ってきたお客さんに「はい、○○映画館です!」と言い切ってしまいました。わかってるよね、そんなことは‥‥。お客さんのきょとんとした顔が忘れられません。(受付娘)


銀行に入行したての4月、そろそろ電話デビュー?受話器を思い切って取ったところまではいいけれど頭の中が真っ白に‥‥。息を吸い、出たのは、「はい、○○銀行○○支店でございます。‥‥!申し訳ございません、△△銀行△△支店です」って、よりによってライバルの銀行言うなよ!電話が終わってもまわりが怖くて固まってました。(みいとなっち)


昔、むちゃくちゃ仕事が忙しかったころのことです。たくさんの仕事を抱え、家で寝ていても仕事のことが頭から離れなかったある朝。目が覚めた私は、「はよ仕事に行かな」と言おうとして、何を思ったか「はよ家に帰らな」と言いまつがえました。隣に寝ていた妻から、10年以上たった今でも、何かことあるたびに「はよ、別宅に帰りや」と言われています。(たまには別宅もええな)


私が中学3年の時、PTA会長をしてた父。運動会でスピーチしたとき、たくさんの生徒、父兄、来賓の前で緊張したのか「ご来場」と言うはずのところを「今日はご来店ありがとうございました!」と言い切りました。本人はまったくまつがいに気づかず晴れ晴れした顔で演説を終え、満足げでした。(お父さんはお店の経営者)

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