その1911 (2009-05-09)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


うちの母は、お年を召された歌手さんや俳優さんを見ると、「あらー、こんなになっちゃったの。この人、昔は若かったのよ〜」とのたまいます。そりゃそうでしょ。(ふいづ)


中学校で、授業中に停電になったとき。みんなで「あ、停電だ!!」とざわざわしていると一人の男子が、掛け時計を指差して誇らしげに言いました。「でも時計は動いてるよ!!」(電池交換はまだよ★)


小銭貯金が結構たまってきたので、銀行に入金しに行ったときの事。たくさんの小銭を見て、窓口のお姉さんは言いました。「小銭は300枚以上だと、手数料がかかるんですよ。たぶん、この量だと、ないとは思いますが‥‥少々お待ちください」お姉さんは、わたしが渡した小銭をお隣の同僚に見せて、300枚以上ありそうか推測を始めました。ややあって、こちらに向き直り、一言。「ないわぁ♪」あ‥‥ええと‥‥そうですか。どうやら同僚と話すテンションのまま、こちらに戻ってきたみたいです。(カネゴン)


化学系学部に通っていた頃のことです。電車の広告に大きな文字で「KCN」とありました。「とうとうシアン化カリウム(青酸カリ)の広告が出るようになったのか。物騒な世の中やね」なんて、納得しかけました。少し疲れていたかもしれません。一瞬の後、「そんなわけないやん!」と自分にツッコミ、よくよく見直すと、小さく「近鉄ケーブルネットワーク」と説明がありました。めちゃくちゃ脱力したのを覚えています。(まつがってないかも)


いつも言語感覚がするどく、私の微妙な言いまつがいを指摘してくれる妻が、先日、やらかしてくれました。家に帰ると、その日のニュースを説明してくれて、「あのね、今日、河原に不当放棄されていたものを市の職員が片づけていてね‥‥あれ、不当放棄?不法投棄?」間違っているのは明らかなのに、意味が合っているためにつっこめません。(みほ'sハズ)


3年ほど前のバレンタインデー。会社で、姐御肌のステキな先輩からチョコレートをいただきました。「おまえにもチョコレートやるよ。ホワイトデーは、給料3ヵ月分だからな」言いまつがいなのかプロポーズなのか、カナリ迷いました。(結局お返しは普通のクッキー)


「まつがい」ではないのですが‥‥。男の子の友達と本屋に立ち寄ったとき、「言いまつがい」の文庫を発見。私が「あ、知ってる?これすごいおもしろいよ〜」と薦めたのですが、ちょっと読んだ彼は「え‥‥これ‥‥?」と言葉少な。「そうそう‥‥あ!」って、はじめに開いたのが「R指定」のページだったのでした。びっくりして、「ちがうの、普通のページもあるから!!」ってフォロー(?)したけど、非常に焦りました。(ぷう)

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