その1930 (2009-05-28)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


会社で電話番をしておりました。ある電話に対しての私の返事。「申し訳ありません。私、留守番電話でして」(いつかはFAXに!?)


「音楽聴きに行ってくるわ」と母。「何聴きに行くの?」と尋ねると「あの、声だけで歌う‥‥演奏がないやつ‥‥‥‥アスパラ」(アカペラですか?)


飲食店のお客様から注文の電話をいただき、お届け予定日を「明日の火曜日になりますが」と伝えるとその日は定休日だという。じゃあその翌日の水曜日に‥‥と頭の中で先に考えながら口から出た言葉は「毎週火曜日は水曜日ですね?」定休日なんですね?と聞きたかったのに。(ゆきらま)


たった今、ラジオの天気予報でお姉さんがやってくれましたあ!「え〜、ちばらきけ‥‥し、失礼しました千葉県と茨城県では‥‥」お姉さんその後も自分がおもしろかったのか苦しそうにお天気予報してました。(とち乙女☆)


以前、海外との取引部署にいました。商品名や社名を電話でやり取りするときは、必ず、「OSAKAーO」などと一文字ずつ確認していました。ある日、同僚の子が「ボンベイーB」と言おうとして、「ビンボウーB」と言ってしまいました。相手の方も、聞いてしまった周囲の私達もしばらく笑いが止まりませんでした。(もちろん、それも通用しました)


同期の○子ちゃん、「あたしが将来、おじいちゃんになったらぁ〜」。やってくれるやつだと思っていました。(とうとう性別まで超えましたか)


学食メニューの「手打ち風讃岐うどん」が大好きな私、先日、学食の人だかりを必死にかきわけ、言ってしまいました。「手ぬき風さうちうどん下さい!」おばちゃん苦笑い。(手抜き「風」って事は手抜きじゃない?)


私が小学校に上がる前ですから、50年以上前のことです。東京都中野区の家の近所には、宮前市場と第二市場がありました。台所にいた母より、「買い物に行ってきて!宮前市場の方で買うのよ」といわれ、大通りを渡って宮前市場に行き、乾物屋さんのお兄さんに、「『はんてん』ください」と言いました。お兄さんは笑って、「それは、はんぺんか、かんてんではないのか」と尋ねます。午後の暇な時間だったので、市場中の人が集まってきて、「はんてんか、それはここにはないなあ」「お祭半纏ならあるよ」「も一度お母さんに訊いて来なさい」と笑われながら市場を出ました。私は宮前市場の大人達にからかわれたと思い、癪に障ったので、道を渡って第二市場に行き、乾物屋さんに、「『はんてん』ください」と言って2度恥をかきました。家に帰ってその話をすると、母は涙を流して大笑いして、宮前市場までついて行ってくれました。その母が死んで10年が経ちます。(あき)

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