その1929 (2009-05-27)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


私の名前は「加奈子」です。大学生のときアルバイト代をもらったお給料袋に「○○加茶子様」と書かれていました。調べてみると遡ること3ヶ月、「加茶子」でした。全然気づかなかった!ぱっと見わからないよね。(加奈子と加茶子)


小学生の頃、自宅の電話に出た私は目を輝かせて父に電話を取り次ぎました。「カモシカさんから!」父の友人の名は青鹿さんです。(おとぎ話大好き)


友達の「我有(がう)」さんは、銀行で、「われありさ〜ん」と呼ばれて、「あ、はい」と当然のように対応してました。いつも、読みまつがわれているんだろうな‥‥。我有さんとは同じ会社の同期だったのですが、新入社員歓迎会で酔っ払った社長から、「ガウー!」とか言われて、ちょっとかわいそうでした。その会社は2年後に潰れましたけど。(がうりん)


以前、啓子さんという方が名前を説明する時、最後の手段で「谷啓の『啓』」と説明したらわかってもらえるとありましたが、我が家もそうです。ウチの父は「肇」という難しい漢字で、説明する時非常に苦労します。しかし「ハナ肇の『肇』です」と言うと、ほぼ9割の確率でわかってもらえます。そしてやっぱりウチもこれは最後の手段です。(クレイジーキャッツ)


姉が結婚して間もない頃の話。結婚して変わった姓は「吉川(きっかわ)」。ある時、電話で相手の方に姓の漢字を伝えようとしていました。相手「お名前を教えていただけますか?」姉「きっかわ○○です」相手「きっかわは菊川でよろしいですか?」姉「いえ、大吉の吉に3本線の川です」相手「大吉の大に川ですか?」姉「え?いえ、大吉の吉のほうです」相手「ああ!よしかわ(吉川)様ですね!」姉「いいえ、『きっかわ』!です」どんだけ間違えるんですか‥‥。(今は「吉川晃司の吉川」)


アメリカからの留学生が我が家にホームステイしていたころの話です。当時高校生の私と彼女(留学生)が駅で電車を待っていたとき、私の中学の同級生二人とばったり会いました。二人は彼女に英語で自己紹介。それを聞いた彼女は戸惑っています。私はそれを見て「何で?」と思いましたが、気がつきました。同級生二人の名前は「愛」と「優」。英語での自己紹介が「MynameisI.(アイ)」「Mynameisyou.(ユウ)」に聞こえてしまったんですね。「私の名前は私です」「私の名前はあなたです」って言われても、それは戸惑います。(味噌はドイツ語でも「miso」)


自分の名前を「Eウスケ」と書いてしまったことがあります。「あれ、なんか違うなぁ」とは思ったんですが、しばらく気づかなかったおバカな僕です。(ヨウスケ)

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