その1967 (2009-07-04)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


私がまだ実家にいた頃、今のように携帯もない時代のお話です。凍てつく寒さの冬の夜。9時をまわって、1本の電話が‥‥。私が受話器を取った瞬間に怖そうなおじさんの声で「俺だ!今○○(駅名)に着いた。すぐ迎えに来い!」と一気ににまくしたて、一言も口を挟めないまま、一方的に電話は切れました。受話器を持ったまま振り返れば家族全員コタツで一家団欒中。‥‥っつーか、「俺」って誰!?おじさん、明らかにまつがい電話に気づいてなかったよな〜。寒いわ迎えが来ないわでキレただろうな〜。(てとてと)


会社での出来事。向かいの先輩が電話をかけている‥‥と思ったら、「あっ!すみません、間違えました!すみません!」と全力で謝っていました。事情を聞いたら、内線と外線を間違え、なんと110番通報してしまったらしいのです。内線110番がある会社の方、お気をつけくださいね。(内線110は社長です)


今日、帰りに公衆電話が鳴っていた。恐る恐る、出てみると‥‥「あ、もしもし?○○さんのお宅ですか?」「あの‥‥、公衆電話ですが‥‥」「あ、失礼しました!」間違い電話が公衆電話につながったのは奇跡??(間違い公衆電話)


姉は会社に勤めはじめた頃、自宅にかかってきた電話に「はい、株式会社○○です」と言って出たことがあります。しかも、相手の「えっ、○○さん(ウチ)のお宅では‥‥」の言葉にも、「いいえ、株式会社○○です」と言い切り、相手に電話を切らせてしまったのです。そして弟は中学生の時、出先の父からの「お父さんだよ」の電話に「父はいません」と言い、父の、何度も繰り返す「だから、お父さんだよ!」の言葉にも「だから、父はいないんです」と言い続け「‥‥もういい‥‥」と父に電話を切らせたことがあります。(お笑い家族)


社会人1年目の出来事です。その頃、一人暮らしをはじめたばかりの私にとって、誰もいない部屋に帰って、留守電が点滅しているのは、なんとなく嬉しいものでした。が、ある時から、無言電話が続くようになり、気持ちがへこんでいたところ、ある日、思いつめたような女性の声で、「○○さん、きちんと話をしてください‥‥」というメッセージが。あの〜、どちらかにおかけ間違いではありませんか?と尋ねたくても、残業続きで帰宅の遅い私には無理な話。再び無言電話が続いて、ある日曜日。ひさびさにのんびり過ごしていたら、知らないおばさんから電話が。「○○はどこッ?!そこにいるのは、わかってるのよーッ!!」話を聞くと、○○というのは、そのおばさんの娘(=思いつめた女性)とつきあっていて、妊娠させたあげく姿をくらましたトンデモナイ男のようでした。しばらく電話も通じなかったが、ようやく通じたと思ったら女の声(=私)だというので、娘を捨てた挙句、別の女と暮らしているのか?!とお怒りだったのです。おばさんはいくら説明しても、まつがいだとは信じてくれず、ようやく、私の住所が、○○の住所から3駅も離れていることがわかり、納得してくれました。赤ちゃんも生まれて、しっかり話し合いがしたかったんだと、最後はがっくり声をおとされていました。その後、その電話は二度とかかってくることはなく、それでもこの季節を迎えると、どうしているかなぁと思い出します。その時の赤ちゃんは、今年20歳を迎えているはずです。(めたくりん)


私のケータイに留守電が。聞いてみると「ようこですっ。あははっ、ようこやって〜〜」(ぷーっ、ぷーっ‥‥)母よ、ようこは私です。用件も入ってないし。(わたしは誰?)

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