その2123 (2009-12-07)
短いネタが連なって1回の更新分を形成し、それが2000回以上も続いているという、この「言いまつがい」。そういった構成が生みだす利点として、5分の時間をつぶすにも最適ですし、50分の時間を消費することにも対応します。そんなことはともかく、お馴染み、元祖「言いまつがい」。最後まで、ごゆっくりお楽しみください。


ある日テレビを見ていた夫が言いました。「これぞ名人芸のうこっけいだ!」‥‥たぶん「真骨頂」のことだと思います。「烏骨鶏」と「真骨頂」。気持ちはわかるような気がしますが、よく見ると「ほね」しかあってません。(愚の骨頂)


お盆に実家に帰りました。朝、台所で洗い桶に残った水を庭に手でまきながら母が言いました。「シャクシが欲しいわ!」「それってヒシャクでしょ‥‥」夕暮れ時、野菜を洗ったあとの水を再び手で庭にまきながら、母は言いました。「やっぱりヒャクシが要るわ!」どうしても最後は「シ」で終わりたいようでした。のどかなお盆のひと時でした。(夏より冬が好き)


ドトールコーヒーでのこと。前のおじさんが「お茶のテラス」と注文した。お茶のテラス?と思っていたら、店員の女の子、あわてず騒がず「抹茶のラテですね」と。なるほど。(マサミ)


毎日似た事件が続いていたある日、ニュースを見ていた母がひと言。「あー、こりゃあ、モウコハン(蒙古斑)だな」お母さん?それは、モホウハン(模倣犯)では?ケツ青くしてどうしますか?(しもぞの)


職場に得意先の「Nアセットマネジメント」というところから電話がありました。あちらがその会社名とお名前をおっしゃって「いつもお世話になっております」と続けようとしたところを、私が同時に「お世話に‥‥」とかぶせてしまったのでお互いにちょっとあわててしまいました。私はそのまま勢いで言い切ったのですが、あちらの方は丁寧に言い直そうとして、一言。「いつ‥‥、あ、い、いつもアセットになっております」思わずつっこみそうになりましたが、何事もなかったかのようにそそくさと用件をおっしゃったのでそのまま流すしかありませんでした。でもためしに自分で口に出してみると、間違うのもわかる気がしました。(いつになっても電話は苦手)


アメリカに長く住んでいた頃、日本語の能力が極端に落ちてしまい、「清掃車・ゴミ収集車」という単語がどうしても出て来ず、思わず「ゴミぐるま」と言ってしまい、同僚に笑われました。英語の「garbagecar」の直訳かと。(ゼロリンガル)


犬の散歩の途中にあった出来事をムスメに伝えようとあせったわたしは、「さんちょぽちゅうでさぁ〜」って、話を始めてしまった。「さんちょのぽちゅう」って‥‥。なにを話したかったのかすっかり忘れてしまった。(バンドリ)

あ、「言いまつがい」だ!と思ったら、忘れるまえに「投稿する」ボタンを押してください。いや、忘れちゃいますから、ほんと。立ち上がった新規ウインドーにことのあらましを簡潔に書き表し、できたところで送信ボタンを押してください。それでは、また明日、この場所で。
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