その2131 (2009-12-15)
「言いまつがい」は、言った瞬間にものすごく恥ずかしくても、なにせ、モノが残りませんから、きっとショックはやわらいでいきます。ところが「書きまつがい」は消せません。証拠がいつまでも残り続けます。だからこそ、妙なおかしさがあったり。そんな「書きまつがい」の特集です。いったいどんな経緯でどんな「書きまつがい」が生まれたのか?のんびりお楽しみくださいませー。


会社のデスクの上に付箋のついた書類が乗っていました。付箋には「田中部長の指示侍」と書いてありました。さむらい?「指示待ち」でした。(ミミィ)


就職活動をめぐる愚痴を書いた自分の日記を読み返していたら、変な文章が‥‥。「締めたくなってきた‥‥。でも締めるわけにはいかない」何を「締(し)める」のでしょうか…。「諦(あきら)める」と書いたつもりだったんです〜。社会に出る前に気付いて良かった。(諦めずに頑張りました)


あれは入社して間もなくのこと。締め切り後に、追加出荷の依頼をするように言われました。依頼書の左上には「緊急」と書くように指示があり‥‥。物流部のおじさんは怖いかただったので、何度も見直してから差し出した私の伝票には大きく「緊張」と。おじさんは、「まあ、わかるけど」と受け取ってくれました。(ようたのしん)


私が中学生の頃、授業の一環で職業体験があり、実際に働かせてもらった後は職業体験先にお礼の手紙を書きました。「貴社」など中学生にとっては慣れない言葉ばかりで緊張したのでしょう、すべて書き終えた後見直しをすると「お礼の手紙」のはずが「お礼の毛紙」になっていました‥‥。面白い間違い例として先生に取り上げられ、わざわざ黒板に書かれてしまい穴があったら入りたいと本気で思いました。(怪我美)


近所の小さな八百屋さん。商品の札はおじいちゃんの手書きです。不慣れな感じのよれよれの字で、一生懸命書いている感じ。ある日、通りすがりにふと見ると、「さわなで」の文字。よく見るとその札は桃にかかっていました。あぁ、「触らないで」って書いたつもりなんだな、と微笑ましく思いました。翌日通りかかると今度は「さわないで」に。お、おじいちゃん一歩前進。明日にはたどり着くのか?そんな気持ちで通り過ぎた私。そして翌日、わくわくしながら店先を覗くと、「さわらいで」最初からあった「な」はどこへ‥‥。(惜しい!)


広告制作の仕事をしております。さっき仕事でやっつまいました。「9月末までにご入会の方月謝1000%OFF」って‥‥。かえってお金がもらえちゃいますね。(昼休み)

どのような「まつがい」でも忘れないうちにご投稿ください。ひとり何通でもOKです。どんどんじゃんじゃんご投稿ください。あ、いや、もちろん、1通でもいいです。「投稿する」ボタンをクリックし、ことのあらましをササッと書いてためらわず送信ボタンを押してください。それでは、また、明日ー。
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