その230 (2004-10-01)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


高校生の頃。好きな男の子と、ひな人形と鯉のぼり、どちらがもらってうれしいかについておしゃべりが盛り上がっていた時でした。興奮した私はあろうことか「桃のせっくす」と‥‥。私は内心凍りつつもそ知らぬふりをして会話を続けました。そして彼も続けてくれました。(Ayumi)


肌寒い季節になり、何か温かい物を食べたいなぁ〜と思ってコンビニに行きました。目についたのが、肉まんとフランクフルト。美味しそう‥‥。そこで、22〜23歳の男性店員に向かって‥‥「すみませーん、肉棒ください!」もう、そのコンビニには行けません‥‥。(かおる)


学生時代ファミレスでバイトしていたときのこと、お子様のお客様から「このカキ氷の上にかかってるのなぁに?」と聞かれ自信マンマンに「それはねー、乳頭ですよ」と答えた私。本当は練乳と答えたかったのに、練乳→豆乳→乳頭と二段階の間違いをしてしまいました。(ハセ)


妻が子供と『アンパンマン』に出てくるキャラクターの名前の出しっこをしていた時のこと。「ジャムおじさんの犬ってなんていうの?」子供が聞くと、妻が「えぇーと‥‥バター犬!」と、自信満々に答えてました。幼児向け番組の『アンパンマン』が急にエロい番組に感じられました。(テッド=ウェポン)


先日、知人の娘さんが出るバレエの発表会を見に行くことになった。花屋さんで、花束を作ってもらって来てと夫に頼んだら「わかった。金に色目は使わないんだね?」と問い返された。うん、色目は使わなくていいけど、糸目はつけてね。うち、貧乏だから。(タローイモ)


今さっきのことなんですが、授業中に先生が「この全体が‥‥」と言おうとしたのですが、疲れているのか「この変態が‥‥」と言っていました。(start)


テレビを見ていたら、パソコンの壁紙が若い女の子の写真でした。「あれ、矢口真里じゃない?」と夫に話しかけても反応イマイチ。思い出せないのかなぁ、「モー娘。のさぁ」と畳み掛けると「あれ‥‥あれだろ‥‥?」タイムラグの後、「チビモミのだろ?」すかさず私が「もみぃ〜?!」と突っ込んだのは言うまでもなく、何より、言った本人が一番照れていました。(ももちゃ)


あれは約10年前、学生時代の同級生とバスでばったり出くわしたときのこと。「こないだ、あきちゃんと偶然会ったよー」「彼女、今何してるの?」「○○ホテルでねー、何だったけなー、‥‥あ、コールガールやってるんだって!ほら、あのホテルの玄関に立ってる人!あれあれ!」「‥‥」同級生は困った顔をしてましたが、意味がわからずそのままじゃぁね〜と満面の笑顔で手を振って私はバスを降りました。そして、コールガールとベルガールを言いまつがっていたことに気づいたのはその日から何日も経ってからでした。(モナムール)


呑みの席で、殿方と私が下ネタで盛り上っているのを冷ややかな目で傍観していたMちゃん。時間が経つにつれ下ネタは消え、人生についての語らいになりました。そのときMちゃんが「私の人生、あえぎっぱなし‥‥」ん?あがいたり、もがいたりはしてないのか。ってか、一番エロいこと考えてるのはMちゃんじゃ‥‥。(もずく酢)



親戚のおばさんはペットショップに行って店員さんに「このジュウシマツの男をください!」と言ってしまったそうです。(さるる)



以前アメリカかどこかの大平原を1台の車が疾走しているCMを見て母が一言心配そうに、「まあ、こんなところでウンコしちゃったら大変でしょうねえ‥‥」エンコと言いたかったのでしょうが、ウンコも大変そうだな、と思い指摘せず。(yumi)



それは、電器屋で働いていた頃。配達を終えて店の事務所に戻ったら、同期の女の子と、一年先輩の男の人が休憩中でした。で、その男の人がボクに「おかえりんこ!!」と元気よく言われたので、こちらも元気よく「ただいまんこ!!」って‥‥。一瞬、空気が凍りました。でもその後、大爆笑。もう笑いが止まりませんでした。(圭介)


身内の通夜の晩、家族、親戚、友人が集まって思い出話をしていた時のお話です。友人が「こいつは焼き鳥が好きで、皮と砂ズリが食べたいと最期まで言っていたよな‥‥」と泣き笑いで言うと、すかさず故人の妻が「この人は、歯がないくせに皮やセンズリが好きなのよ」と。みんなうつむいてしまって肩を震わせ、泣いているんだか笑っているんだか。義姉は娘に連れられ静かに外に出て行きました。(義兄は幸せ者)


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