その233 (2004-10-04)
言おうとしたことと違ったことを言ってしまう。たったそれだけなのにこんなに愉快。ほぼ日刊イトイ新聞名物、「言いまつがい」は毎日更新です。


妹が、叔母のお店(カラオケスナック)に行きました。「あれ歌えば?ほら、すっごくはやってるやつ。ほらほら‥‥あれ、『世界はひとつ』!」「‥‥ああ、『世界にひとつだけの花』?」「そうそう!」妹は一瞬、『ガッチャマンのテーマ』かと思ったそうだ。(そま)


以前トヨエツ主演のドラマで『愛していると言ってくれ』ってドラマがありましたね。私の友達はそれを『愛してくれと言っている』と言いまつがえてしまいました。‥‥それじゃただの文章じゃん!(杏子)


先日とある就職面接で「好きな小説は?」という質問に「村上春樹さんの『世界の終わりとアンダーグラウンド』です」と答えてしまった。3回聞き返されて3回目にやっと気がついた。面接だったので大きく元気な声で答えました。(すみれ)


友人が言った。「こないだようやく見たんだ、『サイレンス・イン・ザ・ダーク』」‥‥それって暗すぎます。(たこ)


先日彼とKー1の話をしていたときのことです。私はあまり興味ないのですが選手の名前をちらほら知っていたので「あの人もK−1やんな?あの‥‥フロム・レバンナ?」とちょっと得意げに言うと爆笑されてしまいました。その後に、「レバンナから手紙でももらったん?」と突っ込まれました。(Chihiro)


友人の職場に、一般常識がちょっと足りない若い女の子がいるそうです。「今度の五千円札、誰になるんだっけ?」と職場の人に聞かれて、彼女は「一青窈!」と答えたそうです。一青窈さんがお札になるのなら、一万円札は宇多田ヒカルさんあたりでしょうか。(樋口一葉)


中学生の頃、「ハナエモリって、エモリ・ハナなの?モリ・ハナエなの?」と母に尋ねたところ、母は自信満々に答えました。「アンタ何言ってんの〜?そんなの有名じゃない。ハナ・モリエに決まってんでしょ」(サナイ。)


先日、うちの娘さんが言いました。「『100匹ワンちゃん』の犬がお散歩してたよー!」1匹どこにやったの?(ぴぃ)


「峰不二子」なのか「不二峰子」なのかいつも一瞬躊躇してしまいます。ルパンを頭の中に登場させて、「ふ〜じこちゃ〜ん」「み〜ねこちゃ〜ん」の2つを言わせて比較してからでないと先に進めません。(るるむ)


うちの次期部長が一言。「あのー、ポケチュウさー‥‥」『ポケモン』のピカチュウのことを言いたかったらしい‥‥。そんな私も。「ピケチュウのねー‥‥」(Naoko)


母は「写ルンです」のことを「とれるんです」といい、父は「のどぬーる」のことを「すぐなおーる」という。(ケンタロウ)


この前、妹と一緒に大江戸線に乗っていて、「次はししにんじゅくだね」と言われました。西新宿でした。(ブルーアフロ)


出版社でアルバイトをしていた時のこと。大日本印刷の社員からの電話を取ったバイト仲間の女の子が大きな声で「大日本帝国の石田さんからお電話でーす」と電話を取り次いでいました。編集部騒然。(ももんが)


学生のころ、独身でいかにも体の弱そうな「日渡(ひわたし)」という苗字の先生に「日暮らし先生!」と声をかけてしまった。(ととろ)


先ほど実家の母から電話があり、「アメリカンサファリが‥‥じゃないアメリカンサファリから‥‥」と要領を得ないので「?」と思いつつ「それをいうなら『アメリカン』じゃなくて『アフリカン』サファリよ」といってあげたら「いやアメリカンサファ‥‥サファ‥‥ファミリー!」結局、母がいいたかったのは保険会社の「アメリカンファミリー」のことでした。まさか「アメリカン」が正解で「サファリ」がまちがっていたとは‥‥。(ライオンクイーン)

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