その2359 (2010-07-31)
「もしもし、○○さんのお宅ですか?」 「いいえ、違います」「失礼しました」 ガチャン、ツー、ツー、ツー。 いわゆる間違い電話といえば そんな感じですけれども、 「ほぼ日」の「まつがい電話」は ひと味もふた味も違いますよ。 ずばり、もっと、ドラマティック! 事実は小説よりもちょっとだけ奇なり。 どうぞ、最後までお楽しみください。


20年近く昔の話です。 留守番電話にちょっと年配風の 覇気のない男の人の声でこんなメッセージが。 「あの〜○○さんのおたくですか?  私××と申しますが‥‥  先ほどそちらの枕元に  手帳を忘れてしまいましたので  いまから申し上げる住所に  送っていただけないでしょうか?  ××△△○○‥‥‥‥‥‥。  大変重要なものですので必ず送ってください。  よろしくお願いいたします」 すごく他人行儀な言葉遣いと 「枕元」という距離感の違いに違和感を感じ何度も聞き返し二人の関係を想像しました。 (でも「間違い電話ですよ〜」って  連絡しませんでしたが)


何年か前、こんなの留守電に入れていいのか、 と、どきどきしたまつがい電話がありました。 「XXです、○月□日何時に  ●●アパートの△号室に  踏み込みます」 そ、捜査情報ー?? ちなみに飲み屋からのツケの督促の まつがい留守電もよく入っていました。 どんな刑事さんなのかしら‥‥。 (しもやけーにゃ)


数年前のクリスマスの朝起きてみると、 寝てる間に留守電が。深夜2時に入ってました。 聞いてみると知らない男性の声。 「みか‥‥  さっきはごめんな。  ほんとに‥‥  俺、やっぱお前のこと好きだからさ‥‥  それだけ、いっときたくて」 かけまつがいですよ。 イブの夜中に何があったのか? こんなに親しげなのになぜ登録した番号で かけなかったのか? なぞです。 「みか」に届かなかったメッセージのせいで まずいことになってないとよいのですが。 (きょうこ)


うちはなぜか「まつがい電話」が よくかかってきます。 数字が一つだけ違う近所のケーキ屋さんへの 「まつがい電話」が始まりでした。 次は「タナカさん」でした。 違うって何度も言ってるのに、 「タナカフサエさんのお宅じゃないですか?」 っていろんな人からかかってくるのです。 その次は「ヒワタリさん」。 「ヒワタリタエコさんは‥‥」って。 うちは「ヒワタリ」じゃないし、 タエコもいません。 最近は「近藤耳鼻咽喉科ですか?」 です。 不思議なことに、新しいパターンが始まると、 前のパターンはかからなくなるんです。 (次の症状が楽しみ)


まつがい、というわけではないのですが、 教員をしている夫が仕事でいないときに、 夫に電話がありました。 「Kさんは御在宅ですか?」 「学校に行ってます」 用件を聞いたあと、 私が家族のだれかということになり‥‥。 「妹さんですか?」 「いえ」 「では、お姉さんですか?」 「いえ」 ためらったのち「お母さん?」 「いいえ」 かなり間をおいて「‥‥おばあちゃん?」 どうやら、先方は主人のことを、 「学校に行った=学生」と思い込んだので 「奥さん」という単語が 出てこなかったらしいです。 そうきづいたのはだいぶ経ってからでしたが。 (A)

「まつがい電話」に限らず、 さまざまな「まつがい」を募集しています。 「投稿する」ボタンをクリックし、 ことのあらましを簡潔に書いて、 あれこれもやもや悩むことなく、 あっさりとメールを送信してください。 大丈夫、お気軽にご参加ください。 それでは、また明日ー!
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